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読書中とナショジオに関するtakahiro_kiharaのブックマーク (34)

  • マナティーにいちばん近い動物は?

    アメリカ・フロリダ州の観光客に大人気のアメリカマナティー。そんなマナティーにいちばん近い動物はつぎのうち、どれ? ゾウ イルカ カバ

  • ハイエナの雌に「ペニス」、雌雄どう判別? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    鼻をすり合わせる、ケニアのマサイマラ国立保護区のブチハイエナ。雌のブチハイエナには偽の「ペニス」がある。(PHOTOGRAPH BY FRANS LANTING, NATIONAL GEOGRAPHIC) 今回の記事では、読者から寄せられたこんな「性の疑問」に答えてみたい。「ハイエナの雌雄を素人が見分られる方法はありますか?」 アフリカにすむ捕者ハイエナは、ずる賢い動物として有名だが、彼らは自らの生殖器にまでトリックを仕掛けている。 雌雄を見分けるポイント 雌のブチハイエナは「長く伸びたクリトリスをもっており、これが雄のペニスに非常によく似ています」と、米ワイオミング大学の動物学者サラ・ベンソン=アムラム氏は言う。 この「擬ペニス」のそばには、きちんと「睾丸」まで備わっている。実はこれは陰唇が結合してできたもので、中には脂肪組織が詰まっている。 さて、それを踏まえたうえで、ブチハイエナの

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  • 【研究室】研究室に行ってみた。モーリタニア国立サバクトビバッタ研究所 サバクトビバッタ 前野ウルド浩太郎

    TOP Webナショジオ 【研究室】研究室に行ってみた。モーリタニア国立サバクトビバッタ研究所 サバクトビバッタ 前野ウルド浩太郎 今回、訪ねたのは西アフリカの砂漠の国、モーリタニア。しばしば大発生しては、緑という緑をい荒らす害虫、サバクトビバッタを研究している“バッタ博士”こと前野ウルド浩太郎さんの研究フィールドに行ってみた!(文・写真=川端裕人)

    【研究室】研究室に行ってみた。モーリタニア国立サバクトビバッタ研究所 サバクトビバッタ 前野ウルド浩太郎
  • テッポウエビは「女王」のいる社会、秘密を解明

    テッポウエビははさみの動きが驚くほど速く、海中に鳴り響く大きな音を出す。(PHOTOGRAPH BY KENNETH MACDONALD, SMITHSONAIN) 超高速ではさみをかち合わせ、破裂音と衝撃波で敵を威嚇し、命を奪う。テッポウエビがテッポウエビと呼ばれるゆえんだ。(参考記事:「熱帯の小さな島の生物――テッポウエビ」) しかし、テッポウエビの興味深い特徴はこれだけではない。 サンゴ礁でカイメン(海綿)と共生するテッポウエビは、海洋生物で唯一、「真社会性」を持つことで知られる。真社会性とは、アリやハチといった昆虫のように女王がいて労働階級があるような社会性を指し、哺乳類ではハダカデバネズミに見られる。(参考記事:「ハダカデバネズミ、酸素なしで18分生きられる」) テッポウエビも同じく真社会性を持つことが知られているが、なかでも科学者は、その大きなはさみと社会性の関連について関心を

    テッポウエビは「女王」のいる社会、秘密を解明
  • 【動画】強風に飛ばされないトカゲ、驚きの形態

    【動画】科学者らは小型のアノールトカゲを集めてハリケーンを再現する実験を行い、自然災害が動物の進化にどのような影響を与えるかを考察した。(字幕は英語です) ハリケーンが生物の進化に影響を与えることを実際に観察した初の研究結果が、7月25日付けの学術誌「ネイチャー」に発表された。論文を執筆したのは、米ハーバード大学とフランス、国立自然史博物館の研究員で生物学者のコリン・ドニヒュー氏らだ。 ドニヒュー氏らの研究チームは、2017年に2つのハリケーンに襲われた島で、大災害の前後でアノールトカゲの仲間(Anolis scriptus)の大きさや体の特徴がどのように変化したかを計測した。その結果、体は小さくなり、さらに体の大きさに比べて足裏のパッドが大きく、前肢が長く、逆に後肢が短くなっていたことが明らかになった。(参考記事:「腕立て伏せで仲間の注意を引くトカゲ」) これは木の枝にしがみつく能力と関

    【動画】強風に飛ばされないトカゲ、驚きの形態
  • 海の生き物、陸上生物より絶滅リスク高い、研究

    メキシコ、バハ・カリフォルニア・スル州のサンゴ礁に暮らすスズメダイ。温暖化の影響が特に大きい種の一つだ。(PHOTOGRAPH BY MAURITIUS IMAGES GMBH, ALAMY) 温暖化からの逃げ場がほとんどない海の変温動物は、陸の変温動物に比べて2倍のペースで生息地から消え去っているとする研究成果が、2019年4月24日付けの学術誌「Nature」に発表された。 世界の平均気温が上昇すると、陸の動物よりも海の動物の方が、はるかに絶滅しやすいことを示している。(参考記事:「世界で大幅増、海でも熱波が生物を苦しめている」) 米ニュージャージー州にあるラトガース大学のチームが中心となった今回の研究では、魚から軟体動物、トカゲ、トンボに至る400種以上の変温動物を対象に、気温上昇の影響を海と陸で初めて比較した。 恒温動物と変温動物を比べた場合、恒温動物の方が気候変動に適応しやすいと

    海の生き物、陸上生物より絶滅リスク高い、研究
  • 第66回 眠りながらも目覚めてる!? 半球睡眠とは何か?

    半球睡眠ってどのくらい長く眠るんですか? それに、睡眠中に半々で交代するんですか? よい質問です。半球睡眠の長さや左右半球の交代時間は動物によってかなり違うようです。 昨年、ドイツのマックスプランク研究所を中心にした国際研究チームが素晴らしいデータを報告してくれました。彼らは大型の渡り鳥であるオオグンカンドリに小型脳波計を取り付けて最長10日間の渡りをしている最中の睡眠脳波を測定したんだ。これは大変手間のかかる仕事だよ。 ワクワク それによると、渡り中のオオグンカンドリはあまり「寝ていなかった」。 ガクーッ! 何ですか、それは! いやいや。完全に徹夜していたわけではないよ。1日当たり40分くらいしか寝てなかったんだ。睡眠はやっぱり夜間に集中していて、数分寝ては、10分くらい目覚めるというパターンを繰り返すようだね。 やはり睡眠の大部分は半球睡眠だったけど、時には全脳が眠ってしまうこともある

    第66回 眠りながらも目覚めてる!? 半球睡眠とは何か?
  • さよならケプラー宇宙望遠鏡、大量の惑星を発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    太陽系外の惑星探査で屈指の実績を上げてきたNASAのケプラー探査機が役目を終えた。NASAは10月30日、星空を10年近く観測してきたケプラーの燃料が尽きたと発表。今後、ケプラーは地球を追う軌道に留まり、太陽の周囲を回る。故郷の星に161万キロより近づくことは二度とない。 「NASAオリジナルの惑星探査機、ケプラー宇宙望遠鏡は燃料を使い果たしました」。NASAの天体物理学部門ディレクター、ポール・ハーツ氏は記者会見でこう述べた。「予期しなかったことではありません。これにより、ケプラーの探査機としての運用とデータ収集は終わりを告げます」 ケプラーは、宇宙に対する私たちの理解に革命をもたらしたと言っても過言ではない。太陽系の外にある恒星にはたいていその周囲を回る惑星(系外惑星)があること、そのうちおよそ5分の1が地球に似た大きさや軌道をもつことが判明した。言い換えれば、惑星は恒星が形成されると

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  • 渡り鳥の最長移動距離、推定の2倍 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    グリーンランドのサンド島上空を飛ぶキョクアジサシ(撮影日不明)。 地図では、北から南へ向かう秋の移動経路を緑色、冬期の移動経路を赤色、南から北へ向かう春の移動経路を黄色で示してある。 Photograph and map courtesy Carsten Egevang 世界で最も長い距離を季節移動する小型の渡り鳥、キョクアジサシ。最新の研究から、その移動距離はこれまでの推定値の2倍以上に達することがわかった。 体重100グラム余りのキョクアジサシの小さな体に最新の小型発信機を取り付けて移動経路を追跡したところ、この鳥は毎年、緩やかに蛇行する経路をたどりながらグリーンランドと南極の間を往復していることが明らかになった。一部の個体では総移動距離は実に8万キロに達し、キョクアジサシ同様に長距離を移動することで知られるハイイロミズナギドリと比べても、6400キロ以上長い。 研究チームのリーダーを

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  • 【動画】イカがイカを一瞬で捕獲、共食い?

    【動画】仲間に不意打ちをわせるイカ。オーストラリアの研究者が深海生物を調査するために機材を設置したところ、1匹のイカが他のイカを攻撃する映像を収めるのに成功した。(解説は英語です) オーストラリア、タスマニア島の南西沖で調査中の研究者が、イカの攻撃的行動を示す貴重な映像の撮影に成功した。 動画を見ると、船の明かりに引き寄せられたのか、1匹のイカがカメラの視界に入ってくる。その直後、もう1匹のイカが勢いよく画面に飛び込んできて、最初のイカをつかみ取って消えていく。攻撃的な行動とみられる。(参考記事:「【動画】タコとカニの水中バトルが衝撃の結末に」) 南極海に生息するイカはおよそ70種に及ぶため、このイカがどの種に属するのか厳密に判別するのは難しい。短い映像を見る限りでは、おそらくアカイカ、もしくはどこにでもいるオーストラリアスルメイカのどちらかだろう、とハンナ・ローゼン氏は語る。彼女は米カ

    【動画】イカがイカを一瞬で捕獲、共食い?
  • 大型クモ400匹を野に放つ、英国の動物園

    ハシリグモ属グレート・ラフト・スパイダーの子ども。個体数増加を目指して、英国で野生へ戻された。(PHOTOGRAPH BY STEFAN SOLLFORS, ALAMY) 「大きなクモ400匹を野に放った」と聞いてどう思うか。オンラインでアンケートを取ったところ、ほとんどの人が「ゾッとする」と答えた。だが科学者たちは、絶滅危惧種の大型グモが英国に戻ってきたことを喜んでいる。飼育下で繁殖されていた数百匹のクモが、このほど野生に戻されたのである。 グレート・ラフト・スパイダー(学名:Dolomedes plantarius)は、最大で7センチほどまで成長する。英国に生息するクモのなかでは最大で、魚を捕まえてべることもある。ただし、絶滅の危機に瀕しているため、ロンドン郊外にある動物園「チェシントン・ワールド・オブ・アドベンチャーズ」では、飼育下での繁殖を続けてきた。(参考記事:「絶滅危惧の10

    大型クモ400匹を野に放つ、英国の動物園
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2024/03/14
    おすすめタグに昆虫ってあるけど、クモは昆虫じゃないよなぁ(虫なら許す)。
  • 無生殖で5千万年を生き延びたワムシ

    菌類寄生生物に感染したヒルガタワムシ。 Image courtesy Kent Loeffler, Kathie T. Hodge and C.G. Wilson ごく小さな微生物が、生殖を行わずにどのようにして5000万年にもわたって繁栄を謳歌できたのか、その謎が解明された。なんと自ら干乾し状態になるというのだ。 淡水に生息する無性の無脊椎微生物であるヒルガタワムシ(学名:Bdelloid rotifer)は逃走の達人といえるだろう。自ら干乾し状態になり風に吹き飛ばされることで、進化のレースをも逃げ切ってきたのだ。ほとんどの動物にとって生殖行為は繁殖の手段であるほか、進化の過程で敵対する種を寄せ付けない機能も果たす。 「生物が生殖行為を絶ってゲノムが固定されると、進化の競走の過程で敵対する種に追いつかれ、間もなく制圧されてしまう」と、ニューヨーク州にあるコーネル大学の神経生物学者ポール・

    無生殖で5千万年を生き延びたワムシ
  • シカダニ

    シカダニ Photograph by E. R. Degginger/Animals Animals-Earth Scenes (写真クリックで拡大) 早わかり 分類: 無脊椎動物 保護状態: なし 性: 肉 寿命: 野生: 2 年 体長: 2 ~ 3.5 ミリ ライム病は、1975年にコネチカット州ライムで大発生した若年性関節炎が、ダニの媒介による感染症であったことから名付けられた。 クリップとの比較 プロフィール クロアシマダニとも呼ばれる不快なシカダニは、その特徴よりもこの生物が伝染させる病気で知られている。この吸血性のダニが人々の関心を集めるようになったのは、シカダニがライム病を媒介して伝染させる主な(そして恐らく唯一の)生物であることが判明した1970年代中頃である。 ライム病は衰弱性疾患であり、命に関わることはほとんどないが、その初期症状はインフルエンザに非常に似ている。ラ

  • 2月14日は聖人バレンタインが斬首された日だった

    謎に包まれた3世紀の殉教者聖バレンタイン(バレンティヌス)は、2月14日に処刑されたと考えられている。写真はイタリア、ローマのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会にある聖バレンティヌスの頭蓋骨。ヨーロッパには聖バレンティヌスの遺骨があると主張する教会が12カ所存在する。(PHOTOGRAPH BY GETTY IMAGES, ISTOCKPHOTO) 2月14日のバレンタインデーには、世界の何百万人もの恋人たちがディナーを楽しみ、チョコレートや愛を綴ったカードを贈り合う。しかし、一見ロマンチックなバレンタインデーの背景には、謎に包まれた、やや薄気味の悪いエピソードがある。斬首された聖人と、ヨーロッパ各地に散らばっている彼の遺骨にまつわる物語だ。 カトリックの殉教者である聖バレンタイン(バレンティヌス、ウァレンティヌスとも)は、3世紀のある年の2月14日、婚礼を行ってはならないというローマ

    2月14日は聖人バレンタインが斬首された日だった
  • 【動画】北極クジラが岩場で「あかすり」、初確認

    カナダ北東部、北極圏にまたがるバフィン島の沿岸。ゴツゴツした岩が広がる浅瀬に、8頭のホッキョククジラの群れがやってきたかと思うと、岩に巨体をこすりつけはじめた。ドローンを飛ばして上空から観察すると、クジラたちは岩を利用して古い皮膚をこすり落としていた。 「ここはホッキョククジラのあかすりエステサロンだったのです」と、この場面に遭遇したカナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学の大学院生サラ・フォーチュン氏は言う。 フォーチュン氏が11月22日に科学誌『PLoS ONE』に発表した論文によると、ホッキョククジラ(Balaena mysticetus)のこの種の行動が科学者によって確認されたのは今回が初めてという。 米国コネチカット州にあるミスティック水族館のポール・アンダーソン研究員は、「非常に面白いと思います。シロイルカ(ベルーガ)とシャチがこうした行動をするのは私も知っていましたが、ホッキョ

    【動画】北極クジラが岩場で「あかすり」、初確認
  • 2021年に新種と判明したクジラ、残り約50頭で絶滅の危機

    メキシコ湾を泳ぐライスクジラ(Balaenoptera ricei)。以前はメキシコ湾ニタリクジラと呼ばれていた。(Photograph by NOAA Fisheries) 哺乳類の新種が発見されることは珍しい。ましてやそれが体長12メートルにもなるクジラとなればなおさらだ。 2021年、科学者らはクジラの新種を報告した。従来はニタリクジラの亜種と考えられていた「ライスクジラ」だ。 しかし、この胸躍るニュースは、悲しい知らせを伴っていた。メキシコ湾の一部に生息するこのヒゲクジラの仲間は、すでに絶滅の危機にあり、残る個体数は推定51頭だという。世界で最も希少な海洋哺乳類のひとつだ。 ライスクジラ(Balaenoptera ricei)の生息域は海上交通の往来が激しく、船の衝突や海洋汚染など常にいくつもの危険にさらされている。2010年のメキシコ湾原油流出事故では、生息域のほぼ半分が汚染され

    2021年に新種と判明したクジラ、残り約50頭で絶滅の危機
  • 人類進化の行方:4つの可能性を提示

    進化論を広めたチャールズ・ダーウィンの著書『種の起源』は1859年に出版された。以来、人類のルーツをたどる研究が進められており、150年が経過した現在は化石化した太古の類人猿にまで到達している。 一方、科学者たちはいま未来の進化にも目を向けている。われわれの子孫は、いかついサイボーグになっているのかもしれない。コンピューターに精神を転送し、電子的な不老不死を手にしている可能性もある。逆に、人類の進化は既に終わっていると考える科学者もいる。 Photograph by Rebecca Hale, NGS チャールズ・ダーウィンの著書『種の起源』が出版されてから、2009年11月24日で150周年を迎えた。同書をきっかけに人類のルーツをたどる研究が開始され、現在は化石の類人猿にまで到達するまでになった。 しかし過去も重要だが、人類の行く末も気に掛かるところだ。未来の我々はどのような姿をしている

    人類進化の行方:4つの可能性を提示
  • 第4回 嘘を見破る4つの方法とその精度

    3)脳波 「いわゆる嘘発見器は、脈波、呼吸、皮膚電気活動、心拍といった、末梢の生理的な指標を見ていました。でもこれだと、カウンターメジャーと言いまして、検査される側が妨害工作できるんです。たとえば、検査中に舌を噛むとか。じゃあ中枢神経、脳ならばどうなのかっていう話になって、まずは脳波。さっきお話した隠匿情報検査と同じパラダイムを用いた質問をして、P300と呼ばれる脳の電位の変動を検出するという方法があります。当事者しか知りえない情報が呈示された時に振幅が増大するのがP300です」 P300とは、被検査者にとって何か意味のある刺激(事象、event)を与えた後に観察される、いわゆる事象関連電位(event-related potential)の一種だ。300というのは刺激呈示の後300ミリ秒後に振幅が増大することからきている。「隠匿情報検査」(CIT)において裁決質問の時に振幅の増大があれば

    第4回 嘘を見破る4つの方法とその精度
  • 「体内細菌は細胞数の10倍」はウソだった

    「体内の細菌数はヒトの細胞数の10倍」と聞いたことがあるかもしれない。――しかし、それが間違いである可能性が指摘されている。(PHOTOGRAPH BY IAN CUMING, ALAMY) 人体は微生物のるつぼだ。何兆もの細菌がすみ、健康維持に貢献している。その重要性はあまたの研究で明らかになっているが、一方で長年まことしやかに語り継がれている言説がある。「人体に住む細菌の数は、ヒトの細胞数の10倍」というものだ。 しかし、新たに発表された推定値では、体内の細胞と細菌は近い数であるという。 論文投稿サーバー「BioRxiv」に公開された論文によると、イスラエル・ワイツマン科学研究所のロン・ミロ氏率いる3人の科学者チームは、平均的な男性の体は30兆の細胞でできており、約40兆の細菌が含まれることを発見した。細菌の大半は、消化管内に生息している。(参考記事:「細菌は40万Gの重力でも生き延び

    「体内細菌は細胞数の10倍」はウソだった
  • 第1回 超速とカート宴会の国

    中国アフリカの奥地で野人や怪獣を探したり、ミャンマーの麻薬地帯で地元の少数民族と暮らしたりしながら、辺境の地とそこに住む人々の生活を描いた多数の著作を世に送り出している高野秀行さん。第35回講談社ノンフィクション賞を受賞した最新作『謎の独立国家ソマリランド』は長く内戦が続くソマリアの一角にありながら、平和を保つ稀有な独立国、ソマリランド共和国の探訪記。その不思議な国の話題をはじめ、自身が転機になったと語る著作をもとに、作家の感性をひも解く。(インタビュー・文=高橋盛男/写真=的野弘路)

    第1回 超速とカート宴会の国