ロシアでは年々酒税の引き上げによりウォッカが値上がりしていく中、庶民の味方として非食用の代用アルコールに根強い需要がある。11月25日付でRBC Dailyが伝えた。 専門家によれば、2015年にロシアで最も売れた蒸留酒はシベリア産のウォッカ「5つの湖」で、3600万リットルが販売された。他方で、薬用あるいは化粧用アルコールとして販売され、実際にはアルコール飲料として服用されているとみられるものは、連邦アルコール市場規制庁(RAR)によれば、度数40度のウォッカ換算で年間1億7000万~2億5000万リットルに及ぶ。公式統計によれば2015年のロシアの合法的なハードリカーの小売販売量は約9億5000万リットルなので、代用アルコールの市場規模はハードリカー市場全体(自家製ウォッカは除く)の約2割ということになる。(後略) (11/25) (写真:コンスタンタ・ファルム社の薬用アルコール =同