記憶のゆくたて―デジタル・アーカイヴの文化経済 蔵書整理していて、発掘された本。 2003年2月発行の本なんだよね、これ。 従来の資本主義では物品やサービスの販売に重点がおかれてきたが、サイバースペースの経済の中ではそれらは二次的なものとなり、人間関係の商品化が重要となる。 産業経済では大量生産と製品の販売数と市場におけるシェアが重視されるが、アクセスの時代では、どれだけ特殊なサービスを、どのような種類のアクセスを提供できるかが問われる。 生活の中に存在する価値「ライフタイム・バリュー」(LTV)を発掘し、それに答えることができることが顧客、すなわち市場を手にいれることとなる。 したがって、あらたなマーケティングの概念とは、市場シェアではなく、顧客数となる。つまり、顧客とともに成長したブランド・メカニズムを見つけることが鍵を握るのだ。 (p.148より引用) # つーか、現在に至ってさえ、
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