3月24 瞬間接着剤とは何なのか 職場ブログにて、天然物化学研究室の成果を紹介しております。分子量2076の怪物・ブレビスルセナールFの構造決定のお話です。ぜひご覧のほどを。 さて本題。最近はテレビCMもややこしいものが多く、商品の性能を真っ向から訴える正統派のCMはあまり見なくなった気もします。そんな中、アロンアルファのCMは毎度のことながら「本当か!?」と驚かされるものばかりで、とても印象的です。 この異常ともいえる接着力の秘密は何なのか。実はこれは偶然に発見されたものなのだそうです。1951年、イーストマン・コダック社の研究者が、初めて2-シアノアクリル酸メチルという化合物の合成に成功しました。で、彼らがこの化合物の屈折率を測ろうとして、屈折計のプリズムにこの化合物を塗ったところ、これが剥がれなくなってしまったというのが発見のきっかけなのだそうです。 2-シアノアクリル酸メチル この
面白い本の探し方を教えよう。 図書館限定だが、的中率は100パーセントだ(ソース俺)。面白いかそうでないかは、もちろん好みによる。読書経験やそのときの興味、コンディションによっても左右される。だが、誰かを夢中にさせた本なら、あなたを虜にするかもしれない。手に取る価値は充分にある。 では、「誰かを夢中にさせた本」をどうやって見つけるか?書店の新刊と違って、図書館なら、ちゃんとその跡が残っている。 それは、本の「背」。本のてっぺん(天)から背を眺めてみよう。少し斜めになっているはずだ。本を開くと、表紙に近いページが引っ張られ、背がひしゃげる。本を閉じると、引っ張られたページが戻ろうとする。つまり、一気に読まれた本の背は、ひしゃげたまま戻らなくなる。途中で放り出されたり、中断をくり返したなら、新刊本のように真っ直ぐなまま。 試みに、ちょい昔のベストセラーを見るといい。気の毒なくらいひしゃげている
国立遺伝学研究所(遺伝研)は3月22日、ほ乳類の「大脳新皮質」の上層と下層に存在する神経細胞のサブタイプが、ニワトリの脳にも存在することを明らかにしたと発表した。 これはほ乳類と鳥類の共通祖先の段階、すなわち大脳新皮質の「層構造」が誕生するより以前から、存在していたことを示唆しているものだ。ほ乳類にのみに存在する大脳新皮質は、従来の定説として、進化的にほ乳類になってから誕生して進化してきた「完全に新しい脳の領域」とされてきたが、必ずしもそうではないことが発見されたのである。 成果は、遺伝研の鈴木郁夫研究員と平田たつみ准教授らの研究グループによるもの。詳細な研究内容は、米科学誌「Developmental Cell」の4月16日号に掲載の予定だ。 人間の認知機能の多くは大脳新皮質にある神経回路によって支えられている。大脳新皮質は、大脳の背側表面を覆う領域で、多くの認知機能に関わる。ヒトが思考
行動主義の何が問題なのか 渡邊芳之 (帯広畜産大学) こんにちは。帯広畜産大学の渡邊と申します。私は専門は性格心理学なんですけども、 方法が気になって、昔から方法の問題についても書き物をしています。今日これからお話 しすることは、 「行動主義の何が問題なのか」と言うことです。 今回、この研究会の依頼を荒川さんからうけたときに、何が問題になっているのか全然 わかりませんでした。荒川さんの頭の中で問題になっている行動主義っていったいなんな んだろうかということを考えるうちに、おそらく今日ご参加の皆さんも行動主義で何が議 論されるのかわからないんじゃないかと思いました。そこで、ご存じの方には当たり前の 話ですが、 行動主義を批判するときに、 どこにポイントを宛てて批判が成り立ちうるのか、 という問題と、それでどんな議論が成り立ちうるのかと言う話をしようと思います。 1.行動主義批判? どの
学識豊かで、丁寧で、語り口もスマート……なのに、何かがおかしい。「原子力ムラ」の人たちを取材してきて、そう感じていた。そんなモヤモヤを晴らしてくれる人がいると聞き、会いに行った。著書「原発危機と『東大話法』」が話題の東京大学東洋文化研究所教授、安冨歩さん(49)その人に。【宍戸護】 ■エクスキューズ <世界は、人類が地球環境と調和しつつ平和で豊かな暮らしを続けるための現実的なエネルギー源として、原子力発電の利用拡大を進め始めていました。このような中で、東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故が起こりました。我が国は、事故終息に向け最大限の力を発揮しなければなりません……> 一読、批判しようのない“きれい”な文章。実はこれ、東大大学院工学系研究科原子力国際専攻のウェブサイトに今、掲載されている「原子力工学を学ぼうとする学生向けのメッセージ 福島第一原子力発電所事故後のビジョン」の冒頭の一
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理化学研究所(理研)は3月23日、マウスの脳の特定の神経細胞を光で刺激して、特定の記憶を呼び起こさせることに成功し、脳の物理的な機構の中に記憶が存在することを実証した。 成果は、理研脳科学総合研究センターと協力関係にある、マサチューセッツ工科大学(MIT)の「RIKEN-MIT神経回路遺伝学センター」の利根川進教授らによるもの。詳細な研究内容は、日本時間3月23日付けで英科学誌「Nature」に掲載された。 私たちの懐かしい思い出や恐ろしい記憶、例えばファーストキスや夜間の衝突事故などは、時間や場所あるいはそのような経験を含むあらゆる感覚と共に、過ぎた昔の思い出を完全に呼びもどすことのできる"記憶の痕跡"として脳に残される。神経科学者たちは、それを「エングラム」と呼ぶ。しかし、エングラムとは概念にすぎないのか、あるいは脳内の物理ネットワークなのかがわかっていなかったのである。 1900年代
By yllan 基本情動の1つである「怒り」のメカニズムを研究した結果、謝罪が有効なのは「怒り」の持つ「攻撃性」の側面であって、「不快感」には有効ではない、ということが東京大学 大学院総合文化研究科の岡ノ谷一夫教授と、JST戦略的創造研究推進事業ERATO型研究「岡ノ谷情動情報プロジェクト」の久保賢太研究員らによって明らかになりました。 共同発表:「謝罪」の効果を複数の指標で分析し、その有効性を解明―「怒り」の衝動は消せるが、不快感は抑えられない― http://www.jst.go.jp/pr/announce/20120323/index.html まず、一般的に考えられているとおり「怒り」が謝罪によって抑制できることはこれまでの研究でも知られていたものの、謝罪が怒りの中の「何を」抑制するのかについては、実は良く分かっていなかったそうです。 この点を解明するために、怒りに伴う身体的反
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