アリストテレスからディズニーまで、歴史は奇妙な動物物語に満ちている!ウナギは砂から生まれてくる。ツバメは水中で冬眠する。子グマは塊の状態で生まれてきて、母親が舐めてクマの形にする… アリストテレスからディズニーまで、歴史は奇妙な動物物語に満ちている! ウナギは砂から生まれてくる。ツバメは水中で冬眠する。子グマは塊の状態で生まれてきて、母親が舐めてクマの形にする・・・。これらはかつて、すべて本当のこととして信じられてきた。珍しい動物を追って世界を飛び回りながら過ごしてきた著者が、今も残る誤解の数々を正しつつ、人間と動物の入り組んだ関係を振り返る。科学、歴史、動物学、トラベローグが一体になったバカバカしくも楽しい動物エッセイ。 「ナマケモノって、あんなにどんくさいのにどうして絶滅しないんですか?」 動物学者にしてナマケモノ愛好協会代表であるわたしは、しょっちゅうそう問いかけられる。 「どんくさ