KJ法とは、断片的な情報・アイデアを効率的に整理する目的で用いられる手法です。一般的に、KJ法では、カード状の紙(付箋)に1つ1つの情報を記し、そのカードを並べ変えたりグルーピング(グループ化)したりすることで、情報を整理していきます。 KJ法の考え方は、1967年、文化人類学者である川喜田 二郎氏が著書『発想法』において、「効果的な研究・研修方法である」と紹介したことで広く知られるようになりました。なお、KJ法の名称は、川喜田 二郎氏のイニシャルに由来しています。 もともとKJ法は、文化人類学のフィールドワークによって得た膨大な情報を効率的に整理する目的で生み出されました。しかし、実際に使用される中で、本質的問題の特定や新たなアイデアの創出など、発想法としても優れた効果を持つ手法であることがわかっています。 KJ法の前に行うブレインストーミングとは? KJ法を用いる際は、前提として、整理