レム睡眠の発見者は、アセリンスキーというシカゴ大学の大学院生です。 彼は事情があって大学を中退し、就職していました。 シカゴ大学の大学院は、知能が高ければ大学を卒業していなくとも 入学できる制度があり、 彼は1951年ごろに大学院に入学し、 クレイトマン教授の指示で睡眠の研究をすることになりました。 彼は、眠っている子どもの閉じたまぶたの下で、 目玉がきょろきょろと動いていることに気付き、 自分の息子や大人の被験者で、脳波と眼球運動の関係を調べました。 そして急速な眼球運動相を発見し、レム睡眠と命名しました。 さらに、レム睡眠中に泣きだした被験者が、悪夢を見ていたことを知り、 レム睡眠中の被験者を起こして夢の有無を聞くと、 ほぼ例外なく夢を覚えていることに気付きました。 このとき初めてレム睡眠で夢を見ていることが明らかになりました。 寝ると筋肉の弛総の程度も強くなるので、 睡眠の深さの判定
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