24年閉館「五反田TOC」はどう変わる? 世にも珍しい“巨大卸売ビル”の過去と未来:東京ドーム4個分(1/3 ページ) 半世紀にわたり、五反田エリアのランドマークとして親しまれてきた「TOCビル」が、建て替え・再開発のため2024年中に閉館する。高度経済成長期、この地にこれほどまでに大きな建物が生まれ、「卸売店を中核としたテナントビル」となったのには、どういった背景があったのか――。 半世紀にわたり、五反田エリアのランドマークとして親しまれてきた「TOCビル」(テーオーシービル・東京卸売センタービル)が、建て替え・再開発のため2024年中に閉館する。 TOCビルは東京でも珍しい「卸売店を中核としたテナントビル」という特徴もさることながら、地上東京ドームに換算すると約4個分にも匹敵するという延床面積(約17万4013平方メートル)にも驚かされる。 高度経済成長期、この地にこれほどまでに大きな