料理好きの人たちから「プロの味に化ける」などとしてカリスマ的人気を誇る中華調味料「味覇(ウェイパァー)」。それがいま、どうなるのか関心を集めている。 「味覇」の製造委託を受けていたメーカーとの契約が2015年3月末で解消され、「味覇」は別のメーカーで製造されることになる。しかし、これまで製造委託を受けていたメーカーはレシピを一切明かしていない。「味覇」はいったいどうなってしまうのか。 「無断で類似品を発売された。全くの寝耳に水だ!」 今回の問題は35年間も仲良く付き合ってきた2社間に起こったあるトラブルがきっかけになっている。「味覇」を開発・販売しているのは食材卸・販売の廣記商行(兵庫県神戸市)で、中身となる調味料を委託製造してきたのが業務用・家庭用調味料メーカー大手の創味食品だ。「味覇」は創味食品が製造販売している業務用調味料「創味シャンタンDX」が元になっている。 「シャンタンDX」が