読売新聞による連続航空写真と360度動画で、東日本大震災からの6年と現在を見つめる特別企画ニュース
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コンピューターで人間の頭脳を代替する人工知能(AI)の研究競争が世界で 熾烈 ( しれつ ) さを増してきた。中でも中国の伸長が著しく、AIで東京大学合格をめざす日本のプロジェクトを模倣した中国版「難関大学突破プロジェクト」も始まった。産業応用を狙うと言い、技術交流を日本側に持ちかけてきた。中国側の狙いはどこにあるのか。日本側のプロジェクト・ディレクターである新井紀子・国立情報学研究所(NII)教授に寄稿してもらった。 *新井教授の横顔は こちら 1980年代初頭に茨城県つくば市を訪れたことがある。研究機関らしい巨大なビルが点在する広大な空き地の上を、建設作業車が土埃(ぼこり)を上げて雑草をなぎ倒して行く。あの頃のつくば市によく似ている。それが私の中国・合肥の第一印象である。 私は2015年7月、合肥にある「iFLYTEK」(アイフライテック;科大迅飛)という新興IT企業で開催される“中国
東京都内の私立中高一貫校で、中学時代に同級生からいじめを受けたとして、警視庁に被害届を出した高校1年の男子生徒(15)が、進級面接で学校側から相談なく警察に通報しないよう求められたことが18日、分かった。 男子生徒は進級の条件として口止めされたと理解し口外しなかった。だが、高校に進級後もいじめが続き、改善は不可能だと判断し、8月に警視庁に暴行容疑で被害届を出した。 男子生徒の母親によると、母親と男子生徒は1月下旬に行われた進級面接で、校長から「(学則を守るなど)誓約書に書かれている事項をふまえて、具体的に守ってもらいたいことがある」と告げられたという。 その際、校長から「生徒にボイスレコーダーを持たせ、校内の人の発言を録音しない」「学校で解決されるべき問題について、学校に相談することなく、警察などへ通報しない」など4項目について守るよう求められた。その後、学校側は、校長が求めた4項目を文書
政府は、新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に向けて試掘に入る方針を固めた。来年4月にも掘削を開始し、埋蔵量を3年かけて調査する。 地質調査の結果では国内最大の油田・ガス田となる可能性もある。 試掘地点は、新潟県の佐渡島から南西約30キロの水深約1000メートルの海底。2003年に周辺海域で試掘した際、少量の石油やガスの産出が確認されていた。 経済産業省資源エネルギー庁は、08年に導入した3次元物理探査船を使用して地層構造を精密に分析した結果、海底から2700メートル下にある地層のうち、約135平方キロに及ぶ範囲で石油や天然ガスの埋蔵の可能性があるとのデータを得た。面積はJR山手線内の約2倍に相当し、同庁は「面積では海外の大規模油田に匹敵する」としている。
出版大手の講談社は20日、電子書籍事業を強化するため、著作者の許諾が得られたすべての新刊を、6月から紙と電子で同時刊行する態勢を取ると発表した。 同日の決算発表で明らかにした。2011年度(10年12月~11年11月)の売上高は前年度比0・3%減の1219億円。雑誌は同5・0%減の748億円と落ち込んだが、書籍は同5・0%増の279億円と持ち直し、当期純利益は1億6400万円だった。
物質を構成する素粒子に質量を与えたとされる未知の粒子「ヒッグス粒子」を見つけた可能性が高まり、ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、緊急の記者会見を開く。 「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子は、現代物理学の基礎である標準理論を説明する粒子の一つで、世界の物理学者が40年以上探索を続けてきた。存在が確認されれば世紀の大発見となる。 発表するのは、日本の研究者も数多く参加するCERNの「ATLAS」実験チームと、欧米中心の「CMS」実験チーム。いずれもCERNの「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」という実験装置を使って、陽子と陽子を高速で衝突させ、そこから出てくる粒子をそれぞれ分析した。 その結果、今年10月末までの両方の実験データの中に、ヒッグス粒子の存在を示すとみられるデータがあることが分かった。8月までのデータでは、存在する確率が95%以下しかなく、データの
漆、金箔と山中塗りの技術がふんだんに使われたガンダムのプラモデル(山中漆器連合協同組合一部青年部提供) 漆、金箔塗りのガンダムが発進――。 石川県加賀市の山中漆器の若手職人たちが技術の粋をつぎ込み、人気アニメ「ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)4体を作製。今年初めて開催されたガンプラの世界大会予選に出品して大きな反響を呼んでいる。 山中塗に仕上げられたプラモデルは、市販の「ガンダム」「ゲルググ」「シャア専用ザク」「キュベレイ」の4種類。山中漆器連合協同組合一部青年部が7月末から約1か月かけ、通常の漆器作りと同じく分担して完成させた。 9月に「ガンプラビルダーズワールドカップ2011」の国内予選に参加。一次予選突破のベスト100に、ゲルググとキュベレイの2体が選ばれたが、先月末の日本代表候補を選ぶ一般投票で涙をのんだ。 だが、伝統工芸の技術を使ったガンプラは、インターネットなどで注目を集めた
映画製作とワイン造りには共通点が多い。造り手の哲学を反映し、チームワークによって造られる。傑作は物語を秘めており、時代を超えて語り継がれる。 映画「ゴッドファーザー」の巨匠は、ナパヴァレーに所有するワイナリー「ルビコン・エステート」を、本来の歴史的な名前「イングルヌック」をつけてよみがえらせた。35年かかった再生劇。映画会社にたとえると、売却によって分散されたパラマウント映画の作品や撮影所を買い戻して、企業として復活させたようなものだ。 サンフランシスコに住んでいたコッポラが、ナパヴァレーのラザフォードに週末用の別荘を購入したのが1975年。「地獄の黙示録」の準備を進めていたころだ。そこはグスタフ・ニーバウムが1879年に設立し名声を築いた「イングルヌック・ヴィンヤード」の敷地の一部だった。湖があり、美しい山に囲まれていた。コッポラはイタリア系。自家消費用のワインを造るつもりだったが、近く
Michigan 大学教授の Kang Shin 氏と同大学博士課程在学中の Xinyu Zhang 氏は、2011年9月21日にラスベガスで行われる ACM International Conference on Mobile Computing and Networking でスマートフォンバッテリーの電源管理に関する新技術を発表する。 スマートフォンが節電モードに設定されておりメッセージの送受信が行われていない状態であっても、着信情報を待機したり電波状況の良いチャンネルを探索したりなどでかなりの電力が消費されている。Shin 氏と Zhang 氏の調査によれば、この待機状態では最大で通常の状態の80%程度の電力が消費されているという。 新たな電源管理アプローチは、E-MiLi(Energy-Minimizing Idle listening)と呼ばれ、待機状態の電源管理を改善。消費電
こんにちは、磯崎哲也です。1年前にこんな日が来ると予想した人はほとんどいなかったと思いますが、最近、日本のベンチャー、特に創業したばかりの「スタートアップ」が、「活気が出て来た」という段階を越えて、ちょっとバブり始めた感じがします。 「バブル」は、通常はモノの価格が実態以上に釣り上がることを指しますが、今回の「プチ・バブル」は、まだ、ベンチャーに関心を持つ人や起業する人の数の増加が中心かと思います。 ソーシャルゲームなどでイケてるエンジニアが不足して、支度金や移籍料を含めた実質的な人件費が釣り上がるといった状況も一部には発生していますが、スタートアップが調達する資金は、ネットバブルの頃のように、億円単位、10億円単位がゴロゴロかというとそうではなく、数百万円から1000万~2000万円までの投資が増えているのではないかと思います。 これは、日本経済にお金がないからショボい金額になっていると
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