行政刷新会議ワーキングチームの「事業仕分け」作業の評決結果を書き込む関係者=11日午後、東京・新宿区で大西史朗撮影 今週の名言は、自民党の伊吹文明元幹事長が語ったこの言葉。 「公の場で、悪代官をみんなで懲らしめる絵を作ろうとした知恵者は、大したものだ」 19日に伊吹派総会で、普段は辛口の伊吹氏が褒めているのが、最近話題の「仕分け」だ。 政府の行政刷新会議が実施している予算の無駄を仕分ける作業は「主語は誰ですか、主語は」「天下りは何人いますか」と迫る蓮舫議員の厳しい表情でも注目されている。 伊吹氏はもちろん、この後に、こんな苦言を付け加えている。 「しかし、民主党だけの価値観で無駄か無駄でないかと言うのは乱暴だ」 「仕分け」には、さまざまな評価があるが、伊吹氏の冒頭の言葉には、仕分けの「3つのポイント」が含まれているから見逃せない。 第1は「公の場で絵を作る」という部分だ。 仕分けは、ニュ