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ブックマーク / www.04u.jp (6)

  • 写真と組子 修業時代の話 その6 : 社長ブログもどき

    2011年6月17~19日に、第45回全国建具展示会が開催されました。 今年の内閣総理大臣賞は愛知県の川口さん。 受賞したのは左側の息子さん。 初の親子二代受賞者となりました。 この受賞作に関しては別のページにてコメントさせて頂く予定です。 さて、このページの題は、「写真と組子」 修業時代を振り返りながら、写真と組子に関して考えます。 組子職人に写真の知識は必須 組子職人の修業の1年目。 1992年頃から、写真の勉強を集中的に行いました。 ネットも発達していなかった事から、書籍・カタログのみが勉強のソースです。 使った資金は2年程度の間に100~150万円。(カメラと書籍とフィルムなど) その当時の年収に匹敵する金額を写真に投じています。 ・構図の勉強 ・作品の記録として この二つの観点から、「組子職人に写真の知識は必須である」と当初から感じていました。 写真は仕事の一部という位置づけで

  • 私の標準という話 修業時代の話 その5 : 社長ブログもどき

    2011年1月。 今年で、ホームページ制作業を始めて10年になりました。 つまり、組子から格的に離れて10年になります。 この職人カテゴリは数が少ないのですが非常に濃いユーザーが新しいページを待っています。 今まで、職人カテゴリの更新を怠っていたのは新規のネタが無いことからです。 今回は自分で組子を作るときの約束事。 IT関係の用語で言うところの、「標準」に関して説明します。 その当時('90年代初頭)は若い組子職人が横につながることはありませんでした。 各々が独自の、「標準」で仕事を進めていたはずです。 その独自の一つをご紹介します。 今回のページの対象者は現役組子職人のみ。 一般の方はわかりにくい内容ですがご了承ください。 木取り・乾燥・選別 私は木曽檜を用いていました。 当時は駆け出しですので、これ以外は試していません。 木曽檜以外は父の代の残りで僅かに東濃を扱っただけです。 その

  • PC9801BX3をMS-DOSでメンテしました  : 社長ブログもどき

    自作のCプログラムが走るPC9801のメンテナンス 昨晩、職人の修業時代(15年前)にお世話になった親方(80歳)から「パソコンが壊れた」との知らせを頂きました。 非常にお世話になった方なので、「直ぐに伺います!」と・・・翌朝には現場に到着です。(12/28なので、年内の撮影仕事なども片づいていました) 「ご無沙汰をしています」の挨拶の直後に・・・・「あっ 治っちゃたよ」「昨晩の電話の後で治っちゃた」との事で・・・仕事のほとんどは完了してしまいました。 先方のパソコン(PC9801-BX)内にあるプログラム(実行ファイルのみ)をバックアップを取って仕事は完了!のハズだったのですがFDが壊れていてデータが取れません。(しかも、オリジナルのソフトはどこにあるのかも不明) やむを得ず、部品取りとして持参した9801BX3からフロッピーディスクドライブを移植しました。 久しぶりのPC9801 この

  • 住み込み修業の話し 修業時代の話 その4 : 社長ブログもどき

    過去3回書いていた、「職人時代の話シリーズ」の、その4です。 約2年ぶりに修業時代を思い出してみます。 私は子供の頃(昭和50年代)から、職人に囲まれた環境で育ちました。 組子制作を業とする父の工場に、建具職人(お客さん)が日々訪れるという環境です。 その為、父と職人さんの会話を聞くことも多かったのです。 話の中にはその方の修行時代になる事も多いのですが・・・ 当然の流れですが住み込みの話しになります。 「同じ釜の・・・」というヤツです。 ○○町のAさんと、△△村のBさんは□□の建具屋で同じ釜の・・・ 職人になるのが当然と思っていた小さな私は社会の第一歩は、「住み込み修行」からと決めつけていました。 住み込み修業の時代では無い 私が組子職人への道を目指したのは1991年の事です。 建具や組子が華やかだったのは昭和中頃です。 平成を迎えた、1990年代は組子職人を目指す若者は貴重という時代

  • 職人は飲む・打つ・買う? 修業時代の話 その3 : 社長ブログもどき

    職人と言えば、飲む・打つ・買う 職人のイメージにこういう言葉があります。 職人は飲む・打つ・買う 当はその様なことは全くありません。 組子細工(高級建具)の世界のトップクラスはその様な行いをしている者も、考えを持っている者もいません。 どちらかと言うと、この真逆の方向を向いています。 私がお世話になっていた工房=原口工芸ではその当時の職人は一人もタバコを吸っていませんでした。 忘年会などもあったのですがお酒も誰も飲んでいませんでした。 競馬、パチンコなども・・・話をする限りはありませんでした。 私自身も、その当時(修業時代)は全くお酒を飲みませんでした。 当に貧乏でしたので、肉やジュースなども・・・絶っていました。 90年代前半の話ですので、お酒もタバコも当たり前の時代で・・・こんな感じでした。 この様な傾向は他の職人の世界でも同様では無いかと・・・思っています。 雑音が多い環境では仕

  • 修業時代の話 その1 仕事は盗む物 : 社長ブログもどき

    私は21才から2年半、埼玉の原口工芸という名門の工房で組子職人の修行を行いました。 父が他界してから家業を継ぐことになり、短い期間だけでしたが大変お世話になりました。 (御礼奉公ができませんでした。悔やんでいます) IT関係などと・・・今はまったく別の世界に生きていますが、修行期間を含む職人時代の経験は 今の私(会社も)を形成するのに非常に大切な時間でした。 ここでは一般で言う「職人」のイメージとかけ離れた一流の組子職人の世界を紹介します。 主に、これから0[Zero]の入社を目指すという方向けのページです。 仕事は盗む物・・・ 職人の仕事と言えば、「仕事は見て盗む」と言うイメージがあると思います。 口で言うのは簡単なのですが、なかなか出来ないのが「見て盗む」です。 私も組子職人の修行を始める前は職人は、「そういう世界」だと思っていました。 また、見て盗む事にも自信がありました。 ところが

    takuwz
    takuwz 2012/11/12
    >一般的には、「仕事を見て盗める人」なら一級品です。1度はミスをする人でも十分です。ですが・・・本物の職人は、「見なくてもわかる(考えればわかる)」が正解です。親方が、初めての仕事を何も指示を出さずに任せ
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