発光ダイオード(LED)照明をめぐる「規格戦争」が勃発している。蛍光灯からの代替が進む直管型LEDの本命の座を狙い「国内大手電機VS外資・国内中堅メーカー」の対立構図が鮮明になってきたためだ。 低価格を武器に当初は外資・中堅規格が優勢だったが、ここにきて信頼性の高さを売りにする大手電機が業界団体の支援も受け、標準化に向けたアクセルを一気に踏む。オフィスや工場のLED化が急速に進む中で、両陣営の主役を賭けたつばぜり合いは激しさを増すばかりだ。 「導入のしやすさから外資・中堅メーカーの規格が好調」。調査会社の富士経済が今年4月にまとめたリポートでは、外資・中堅メーカーの規格が直管型LED市場で優勢とみていた。直管型LEDには大きく分けて2つの規格があり、一つが蘭フィリップスや韓国サムスン電子などの外資系や、アイリスオーヤマなど国内の中堅メーカーが採用する「G13」。もう一つがパナソニックや