国内で使われているパソコンのおよそ3分の1に搭載されている基本ソフト「ウィンドウズXP」の製品サポートが、来年4月9日(日本時間)に打ち切られます。 サポートが終了すると、ソフトの欠陥が修正されなくなるため、ウイルスに感染したり、不正アクセスを受けたりする危険性が大幅に高まります。 基本ソフト乗り換えの現状と対策について、科学文化部の田辺幹夫記者が解説します。 期限切れで問題は? 今から12年前の2001年に発売されたパソコンの基本ソフト、マイクロソフト社の「ウィンドウズXP」。 製品のサポートが打ち切られるのは、日本時間の来年4月9日です。 サポートが切れると、どのようなことが起きるのでしょうか? 基本ソフトには「脆弱性」と呼ばれるプログラムの欠陥がいくつも潜んでいます。 脆弱性とは、ウイルスなどの外敵に狙われる可能性のあるコンピューターの弱点のことで、1か月に10件くらい見つ