【マニラ共同】今月中旬から断続的に噴火が続くフィリピン・ルソン島南部のマヨン山(2462メートル)の火山活動が活発化し、24日までに約7万2千人が避難を余儀なくされた。溶岩の流出や噴煙が収まらず、周辺は立ち入りが規制され大規模噴火への警戒が続く。住民はいつ自宅に戻れるか分からない状況だ。 フィリピン当局によると、13日に小規模な噴火が発生。その後も断続的に噴火があり、噴煙の高さが約5千メートルに達した22日、警戒レベルを上から2番目の「4」に引き上げた。周辺住民は順次、離れた学校などに避難している。 マヨン山は首都マニラの南東約330キロにある活火山。