フジテレビ系の人気番組で「料理の鉄人」と称された道場六三郎氏(91)と、宮城県大崎市の酒造会社が〝究極の日本酒〟を完成させた。その名も「伯楽星 純米大吟醸 道場六三郎」。1粒の酒米を100分の1にまで磨き上げ、1本(720ミリリットル)を作るの約60キロが使われるというから驚きだ。宮城の職人が持っていた特別な磨き技術と、道場氏の料理人としての誇りが、ぜいたくという言葉もあてはまらないほどの「究極」を作り出した。 日本酒の職人は酒米を磨けば磨くほど、「酒がきれいになる」と表現する。それは、後味が良くなり、「妙な引っ掛かり」が消えるのだという。だから、せっせと磨きを目指すのだが、その分、白ぬかと酒麹を大量に生み出すことになる。SDGs(持続可能な開発目標)が叫ばれる中、時代に逆行していることも否めない。どう解決するのか。 究極の日本酒「伯楽星 純米大吟醸 道場六三郎」 大崎市にある酒造メーカー