少子化でビジネスの舵取りが難しくなる子供市場 11月15日は七五三。今年も日本全国で多くの家族が七五三のお祝いをすることが予想されます。 ただ、日本は少子化が進んでいて、年々子供の人口は減少の一途を辿っています。総務省の統計によれば、0歳から14歳の年少人口は1980年は2752万人でしたが、2013年には1639万人と、ここ30年ほどで実に40%もの減少を記録しているのです。 この少子化によって、子供を対象としたビジネスも難しさを増しています。矢野経済研究所の調査によれば、子供市場の市場規模はここ10年の間、12兆円前後で推移していますが、教育関連やサービス関連が伸びを示す一方で子供服や玩具関連の売上が落ち込むなど2極化の様相を呈しているのです。 特に子供服は成長に伴って着られる期間も短く、消費者はブランド品にお金をかけるよりは、ファストファッションで賢く済ませようという流れが顕著になっ