日本維新の会と傘下の大阪維新の会は17日、共同代表の橋下徹大阪市長による慰安婦発言を受け、大阪維新市議団から離脱を表明していた冨岡朋治大阪市議(71)を除名処分とした。幹事長の松井一郎大阪府知事が明らかにした。 松井氏と冨岡氏はこの日市内の維新本部で面談。冨岡氏は「慰安婦発言について支援者から反発があり、離脱を求められている」などと説明し、離党届を提出したが、認められなかったという。 松井氏は「厳しい状況なので一致団結して乗り越えようと話したが、橋下とは付き合えないということだった」と処分理由を説明。「維新の会で議席を取ったので筋を通すべき」とも述べ、冨岡氏が議員辞職すべきとの考えを示した。 冨岡氏は「(離脱の)気持ちは変わらない。有権者や支援者の声を無視できない」と話している。