軍による市民への弾圧が続くミャンマーへの帰国を拒み、日本に難民認定を申請する意向を示している、サッカーのミャンマー代表選手について、出入国在留管理庁は、帰国すれば迫害を受けるおそれがあるとして、申請が出された場合は、難民に認定する方向で調整を進めています。 サッカーワールドカップ、アジア2次予選のため来日したミャンマー代表のピエ・リアン・アウン選手は、先月行われた日本戦での国歌斉唱の際に、テレビカメラに向かって、ミャンマー軍への抗議の意思を示す3本の指を立てました。 そして16日、帰国を拒んでチームを離れ、日本に難民認定を申請する意向を示しています。 出入国在留管理庁は、3本の指を立てた行動が、メディアを通じて多くの人に伝わったことなどを踏まえ、ミャンマーに帰国すれば迫害を受けるおそれがあるとして申請が出された場合は、難民に認定する方向で調整を進めています。 出入国在留管理庁は、先月からミ
長らく人類が暮らすことは困難の地とされてきた南極大陸。そんな場所で使われる昭和基地をデザインしたのが「浅田孝」です。フリーランスライターの小川裕夫さんが解説します。 6月も半ばを過ぎ、日本列島は日に日に暑さを増しています。近年、埼玉県熊谷市や群馬県館林市、岐阜県多治見市などが日本一暑い都市を競うなど、本来ならネガティブなイメージの“暑い”ことを逆手に取ったPRも珍しくなくなりました。 暑くなる北半球に対して、南半球はこれからが冬で、寒さもピークを迎えます。特に、厳寒地とし知られてきた南極大陸は長らく人類が暮らすことは困難の地とされてきました。 そんな南極にも人類は果敢に挑戦し、不自由ながらも生活を送れるようになってきています。 南極大陸の面積は、日本の約37倍にもあたる約1388万平方キロメートルもあります。「広大な大地を有効活用できないか?」と考えるのは人間の性かもしれません。
米アラスカ州北極圏国立野生生物保護区の繁殖地から、カナダのユーコンにある越冬地へ向かう大移動を始めるカリブーたち。海岸平野と呼ばれる地域は、カリブーやホッキョクグマの重要な繁殖地だ。(PHOTOGRAPH BY PAUL NICKLEN, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 2021年6月1日、米国のバイデン政権は、トランプ前政権が認めた北極圏国立野生生物保護区(ANWR)における石油や天然ガス開発のための土地リースを、見直すと発表した。環境問題などの専門家からは、これを前向きな一歩だと評価する声があがっている。しかし、保護区をめぐって長らく繰り広げられてきた争いの解決には、まだ時間がかかりそうだ。 米国アラスカ州にある手つかずの自然での石油やガスの採掘を認めるべきかどうか。政治家たちはこの点をめぐり、40年以上にわたる争いを続けている。保護区のリース権の入札が実施されたの
淡路島特産の野菜といえば、タマネギ。春から6月にかけての収穫期に活躍するのが、地元の鉄工所が造る独特な「農民車」だ。乏しい記録を探ると、その始まりは約60年前。しかも同時期、大手建設機械メーカーによる、もうひとつの「農民車」が注目を浴びていた。惜しくも短命に終わった車は果たして、草創期を彩る幻のライバルだったのか-。 農民車を最初に手掛けたといわれるのが、南あわじ市松帆脇田出身の前田敬語さんの鉄工所。いとこの農業前田薫さんのアイデアで、牛馬車の木製荷台に中古の自動車部品や農業用発動機を組み合わせ開発した。 敬語さんが2002年に74歳で没した後は修理のみ続けていたが、今年初めに機材を処分。過去を物語る資料は、農民車を特集したNHKテレビ「明るい農村」(1983年)などの録画しかないという。 製造時期について、敬語さんは同番組で「昭和35、36年」と説明。それを裏付ける「61年秋に試作」とい
「目が覚めたとき、“8日間寝てた”って言われたんですけど、そのとき流れていたテレビを見て、ぞっとしました」 お笑い芸人のハチミツ二郎さんは、去年12月14日に新型コロナウイルスに感染していることが分かり、意識を失った状態が8日間続きました。 目が覚めたあと、「もうすぐクリスマス」というニュースを見て、がく然としたといいます。 およそ1か月間入院して、現在は仕事にも復帰しましたが、「退院直後よりも、今の方が後遺症に悩まされている」と話す二郎さん。 お世話になった看護師やリハビリの先生から「コロナの怖さを伝えてほしい」と託され、みずからの経験を公にしています。 「今思えば目や鼻に手を持っていく癖が…」 お笑いコンビ「東京ダイナマイト」のハチミツ二郎さん(46)。 3年前、体調不良をおして仕事に向かい、急性肺炎による急性心不全になったことがあり、感染には人一倍、気を遣っていたといいます。 ハチミ
News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 ツイッターはオープンスペースであるが、相互フォローの相手との結びつきが強いアカウントほど、内輪ネタに走り、外野からの見られ方に無頓着になることがある。弁護士の先生たちでさえ、例外ではないようだ。(フリーライター 鎌田和歌) バイトテロと変わらない 法曹の幼稚な暴走 1年ほど前、知人の編集者から「ツイッターの法クラはヤバい」と聞いたことがあった。「法クラ」とは、法学関係者によるクラスタ(集団)の意味で、弁護士など法曹関係者のコミュニティーを指す。彼いわく、暴走して過激なツイートを繰り返したり、ツイッター上で士業を名乗ってフォロワーを増やすことで、てんぐになっている弁護士が一部にいるとの
6月16日、5月以来停戦状態だったガザ地区で、空爆が行われた。イスラエル/パレスチナではなかなか平和は訪れない。そうした紛争が日常的なこの国で、今後のイスラエル政府の指揮をとるのは、13日に就任したばかりのナフタリ・ベネット新首相だ。 特殊部隊に所属していたことのあるイスラエル新首相。その軍歴は輝かしいものとはいえない 写真:AFP/アフロ ベネットは1972年生まれの49歳で、71歳のベンヤミン・ネタニヤフ前首相から、22歳も若返る。軍人を経てIT企業家となり、その後、2006年にネタニヤフの補佐官として政界に転身。右派政党の党首になるとともに、ネタニヤフ政権で経済相や国防相を歴任した。 ベネット新政権は、反ネタニヤフで連携した8党の連立政権で、中道派から右派、アラブ政党まで含む寄り合い所帯だ。主導したのは議会第2党の中道派政党「イェシュアティド」で、ベネットは第5党の右派政党「ヤミヤ」
英経済紙「フィナンシャルタイムズ」が、東京五輪スポンサーのチケットキャンペーンによって新型コロナ禍にもかかわらず有観客開催が強行されると指摘した。 同紙は「東京五輪の主催者はいまだに満員まで想定している。組織委員会が見込む収入のうち、900億円はチケット販売によるもので、大会の商業収入の約半分を占めるとされている。残りは公的資金となる」とチケット収入が大きなウエートを占めると分析する。 コロナ禍のため開催する場合は無観客試合を専門家は強く求めているが、そうなるとチケット収入はなくなってしまい、払い戻しに多くの費用がかかる。 「医師や公衆衛生の専門家は新型コロナのまん延を避けるために観客なしでオリンピックを開催するよう助言しているが、主催者やスポンサーは投資の見返りを得るために少なくとも一部のファンを維持することを切望している」と同紙。どんなに感染リスクがあろうとも、大会主催者は絶対に有観客
大阪北部地震から3年が経ったが、屋根がブルーシートに覆われたままの住宅もある=18日午前、高槻市(寺口純平撮影) 震度6弱を観測した大阪北部地震の発生から18日で3年を迎えた。被害が出た住宅は6万2千棟近くに上ったが、うち99%はひび割れや屋根瓦の脱落など、国の支援対象外に当たる「一部損壊」だった。大阪府高槻市内には修理費用が負担となり、いまだに屋根にブルーシートが張られた家が点在している。 「ここは高齢者の1人暮らし。修復費用が高すぎて放ったまま。こちらは高齢者が住んでいたが、引っ越して空き家になっている」 大阪北部地震で震度6弱を記録した高槻市南部の唐崎地区。同地区で自治会長を務める籠野(かごの)寛さん(70)は、ブルーシートをかぶった住宅を指しながら話す。 古くからの住宅街で、住民の多くは高齢者。地震で屋根瓦が落ちたり、ずれたりする被害を受けた住宅は約70棟。うち約10棟には、いまだ
昨年12月の大阪市会と大阪府議会で、大阪市立の高校が大阪府に移管されて来年4月1日に府立高校になることが決まった。大阪市立の高校は現在21校ある。来年4月にはうち3校を新設の1校にまとめる統廃合が始まるので、これを4校と数えると来年4月は計22校となり、すべてが市立から府立となる。 これについて、「高校の大阪府への移管は大阪市の財産を棄損する行為」だとして、大阪市民らが住民監査請求を行う準備を進めている。来月7月にも大阪市の監査委員に「移管の差し止め」を求める監査請求書を提出する。 大阪市は1500億円の土地・建物を大阪府に無償譲渡 住民監査請求で移管の差し止めを求める根拠は、大阪府への移管にあたり22校の土地、建物が大阪市から府に無償譲渡される違法性である。22校の財産的価値は、大阪市の台帳価格で計約1500億円、市場価格ではさらに高額になるとも言われる。 生徒数の減少で大阪市も大阪府も
(北村 淳:軍事社会学者) COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミックの影響によりヨーロッパやアメリカ、そしてアジア各国で開催されていた海軍関係の展示会なども中止あるいはオンラインの開催に追い込まれていた。 しかしながらアメリカや西欧では、ワクチンを打ちまくりビジネスを再開させる動きと軌を一にして、今夏から軍需業界の対面での展示会も再開される見込みとなってきた。そのような動きに応じて、久々の対面での海軍関係展示会「MADEX(国際海洋防衛産業展) 2021」が6月9日から12日にかけて韓国・釜山において開催された。 MADEX 2021の出展企業は韓国海軍や韓国軍需関連企業が中心であり、国際的にはそれほど大規模な海軍関係展示会というわけではない。だがヨーロッパやアメリカの軍需メーカーも出展しており、久しぶりの対面での国際的な展示会であるため、米海軍などでもそれなりの関心は持た
出典:厚生労働省 人流の問題は観客ではなく、一般国民の行動 -ワクチンは確かに大きな武器ですが、ステージ3(感染急増段階)でも観客を入れられるとお考えですか。 東京財団政策研究所の研究員が現在、スタジアムに観客を入れた場合の感染への影響をシミュレーションしている。結論を言うと、観客を入れてもほとんど感染状況に影響しない。例えば、国立競技場に定員の半分の3.5万人を入れたとしても、ほとんど東京都の感染を増やすことにはならない。競技場内は、(外部と遮断した空間を作る)「バブル方式」なので、アスリートと観客間の感染は起きないと考える。ただし、観客同士の距離を保った方がいいので、フルではなく、半分ぐらいにして客席の間をあけることが必要だ。 感染状況にほとんど影響がないのは、人数規模がそもそも小さいからだ。ほかの競技場を全部合わせても1日当たり最大で観客は30万人。東京都内外の往来人数は1日970万
G7の舞台コーンウォールに到着し、ジョンソン英首相夫妻に挨拶する韓国の文大統領夫妻 Peter Nicholls-REUTERS 朴(槿惠)氏は6月に米国を訪問するが、同氏は米国による日韓関係の改善要求に備えなければならない。最高の結果は日本と韓国との2国間首脳会議となるだろう。 朴氏が最終的に日本との首脳会談に応じるなら、何の譲歩もなしに安倍氏と対話をすることになろう。朴氏が拒絶すれば、安倍氏の歴史修正主義ではなく、韓国とその頑固さが問題であるとの認識が一段と強まろう(ウォールストリート・ジャーナル, 2015/4/30)。 2015年のことである。 日韓関係はこの年も大きな行き詰まりを見せていた。はじまりは3年前の二つの国政選挙であった。即ち、2012年12月、時をほぼ同じくして行われた日韓両国の選挙にて、日本では安倍晋三が率いる自民党が大勝を収めて政権に復帰した。韓国では、朴槿惠が文
道路上ですれ違ったら二度見しちゃいそうです。 超音速可変翼爆撃機を素っ裸へ アメリカ空軍ライフサイクル管理センター(AFLCMC)は2021年6月8日(火)、航空機の金属疲労が飛行性能や各種操作に与える影響を研究するためにB-1B「ランサー」戦略爆撃機(機番86-0101号機)を解体し、検査していることを明らかにしました。 これは、カンザス州ウイチタにあるウイチタ州立大学航空研究所(NIAR)による研究プロジェクトの一環で、空軍はそれを後援するために機体を提供したといいます。 拡大画像 B-1「ランサー」爆撃機(画像:アメリカ空軍)。 B-1B「86-0101」号機は1986(昭和61)年に製造された機体で、2021年4月19日に運用から外れ、退役したそうです。主翼、水平尾翼、垂直尾翼、降着装置などを6週間かけて取り外したのち、特別構造の輸送用トレーラーを用いて、オクラホマ州のティンカー空
株式会社スターパイロッツ代表・三浦丈典 (聞き手)株式会社Public dots & Company代表取締役 伊藤大貴 2021/06/01 「新しい公共空間」としての図書館の在り方(1) 2021/06/04 「新しい公共空間」としての図書館の在り方(2) 2021/06/07 「新しい公共空間」としての図書館の在り方(3) 2021/06/10 「新しい公共空間」としての図書館の在り方(4) 「絶対につぶれない」。そう思われてきた地域のアイコン的商業施設が、今、全国で次々と空き家化しています。行政側では1980年代から「箱物問題」が議論されてきましたが、ここ数年は民間側でも大規模建造物(大箱)の維持や活用について真剣に考えざるを得なくなってきました。 そんな状況の中、静岡県牧之原市で始まった「牧之原図書交流館プロジェクト」は、空き家化した民間の大箱に市の公立図書館と民間のテナ
はじめに 本の雑誌2021年2月号掲載の原稿を転載します。月によってオススメの本の冊数にもオススメ度にも変動があるわけだけれども、今回取り上げた原稿はおもしろいものばかり。特に『エデュケーション』の凄まじさ、『存在しない女たち』が明かす「なかったことにされている女性たち」の衝撃、アルゴリズムに戦いを挑んだ男のノンフィクション『フラッシュ・クラッシュ』とかなりの粒ぞろいだ。 本の雑誌2021年2月号掲載 エデュケーション 大学は私の人生を変えた 作者:タラ・ウェストーバー早川書房Amazon教育は人をどれほど変えうるのか。それをまざまざと実感させてくれるのが、タラ・ウェストーバーによる回顧録『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』(村井理子訳/早川書房)だ。大学が人生を変えるのは当たり前だろ、といぶかしみながら読み始めたのだけれども、著者が置かれている状況は普通ではない。彼女の両親はアラ
南極半島の西海岸沖のゲルラーシュ海峡。このほどナショナル ジオグラフィックの地図製作チームは、南極大陸を幅広く帯状に取り囲む水域を「南極海」という独立の大洋と認定した。これに伴い、ゲルラーシュ海峡は太平洋ではなく南極海に含まれることになった。(PHOTOGRAPH BY JASPER DOEST, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 南極大陸を取り囲む南極海をよく知る人は言う。そこは他のどの海にも似ていない、と。 「南極に行ったことのある人はみな、何がそんなに魅力的なのかを説明するのに苦労するでしょう。しかし、他のどこよりも氷河が青く、空気が冷たく、山に恐ろしいほどの迫力があり、風景が魅惑的だということは誰もが認めるところです」と、米海洋大気局(NOAA)の海洋科学者で、ナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラーでもあるセス・シコラ・ボディー氏は語る。 ナショナル
地球から2番目に近い赤色超巨星であるベテルギウスで、2019年11月から2020年3月にかけて、歴史的な明るさの低下が観測されました。赤色巨星の最期を観測できるのではないかという見方を裏切るように、明るさは元に戻りました。このときの原因はさまざまな天文学者が研究を行っていて、「一時的な温度低下」と「星間塵(せいかんじん)」によるものだったという研究結果がNature誌に掲載されました。 A dusty veil shading Betelgeuse during its Great Dimming | Nature https://doi.org/10.1038/s41586-021-03546-8 ベテルギウスの明るさの低下は2019年10月ごろから確認されていて、2019年12月には観測史上最低にまで低下。超新星爆発を起こすのではないかという予測もなされました。 超新星爆発の兆候を見せ
5月30日の夜遅く、CONMBOL(南米サッカー連盟)は自身のSNSでこう発表した。 「コパ・アメリカ2021はブラジルで開催が決定。世界最古の国際大会が大陸全てを熱くする!」 もともと今回のコパ・アメリカは、コロンビアとアルゼンチンで共同開催されるはずだった。しかし政情不安とコロナウイルスの流行から、まずは5月20日にコロンビアが開催地を返上。そして30日の昼にはアルゼンチン・サッカー協会もコロナを理由に開催は不可能であると通達した。 CONMEBOLはどうにかアルゼンチンを説得しようとした。だが、アルゼンチンは現在全土がロックダウン中であり、4つの州も誘致を断ってきたため、内務省がとても開催できる状況ではないと判断し、返上を発表した。 開催地を失って慌てたCONMEBOLは、急いでアメリカに打診した。しかしアメリカはせっかくパンデミックが下火になって来たところに、いまだ感染者の多い南米
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。呉座勇一さんは『陰謀の日本中世史』で、陰謀はほとんど成立しないといってます。陰謀に関わる人間の数が増えるにしたがって情報が流出する可能性も高まるので、陰謀は企んだとしてもたいていバレて失敗するものだと。 その実例が、なんとつい最近起きました。愛知県知事のリコール運動で署名が大量に偽造されたことがバレて、事務局長や関係者が逮捕されたのです。 みなさんすでにご存じとは思いますが、なんでみんなもっと喜ばないのですか? 興奮しないのですか? われわれは、違法な手段で政治を変えようと画策した陰謀がバレて失敗した実例をこの目で見られる幸運に恵まれたのですよ。貴重な歴史の瞬間に立ち会えたことを、もっと喜びましょうよ。 地上波のテレビドキュメンタリーは早朝・深夜に追いやられてしまったので、私は番組表でタイトルだけチェックして興味があるものは録画しておきます。 先日、
中国政府は17日、武漢ウイルス研究所からの新型コロナウイルスの漏えい説について改めて否定した上で、「武漢の研究者らの研究はノーベル賞を受けるべきだ」と主張しました。 中国外務省の趙立堅報道官は17日の記者会見で、「アメリカ側の一部の人間が新型コロナウイルスの武漢ウイルス研究所からの漏えい説を騒ぎ立てている」として反発。「WHO=世界保健機関の報告を無視した科学者と科学的精神への冒とくだ」と漏えい説を改めて否定しました。 「武漢の研究チームは非難されるのではなく、新型コロナウイルス研究でノーベル医学生理学賞を受けるべきだ」(中国外務省 趙立堅報道官) また、趙報道官はこのように主張し、コウモリ由来のコロナウイルス研究で知られ『バット・ウーマン』とも呼ばれる石正麗研究員が最近、アメリカメディアの取材に応じ漏えいを再度明確に否定したと強調しました。
政府は6月17日、北海道、東京都、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡に出されている緊急事態宣言を解除すると発表した。 北海道、東京都、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡については「まん延防止等重点措置」に移行、期限は埼玉、千葉、神奈川とともに7月11日までとなる。沖縄県の宣言は同日まで延長された。 菅義偉首相が開いた会見では、7月23日に開会式を控えた東京オリンピック・パラリンピックに関する質問も相次いだ。 「リスクの認識」や「対策の効果に関するデータ」を問う声もあがったが、首相の口は重かった。一方で、まだ公式決定は発表されていない観客を入れての五輪開催を念頭においた発言も飛び出した。 まず会見の冒頭、菅首相は東京五輪について、以下のように述べた。 「東京オリンピック・パラリンピックについては、G7としての開催への支持が表明され、首脳宣言にも明記されました。世界のおよそ40億人がテレビなど
無数のお札が貼られている「縁切り縁結び碑」。中には、東京五輪中止を願うお札もあった(京都市東山区・安井金比羅宮) 悪縁を切り、良縁を結ぶ神様として知られる安井金比羅宮(京都市東山区)の境内の碑に、「『オリンピックやめろ』と書かれた形代(かたしろ)(※お札)が貼られている」と、インターネット上で話題になっている。 安井金比羅宮の境内には、幅3メートル、高さ1・5メートルほどの「縁切り縁結び碑(いし)」があり、さまざまな願いが書かれたお札がびっしりと貼られている。話題に火をつけたのは、今月15日にツイッターに投稿された「『JOC解体』『オリンピックやめろ』の形代が貼られており、崇徳天皇がどう出るかかなり注目している」との書き込みとみられ、投稿から2日でリツイート数は1万7千件、「いいね」は2万9千件を超えている。 記者が17日正午ごろに訪ねると、「今回のオリンピックやっぱり中止でお願いします」
18日朝早く、札幌市東区の市街地にクマが出没し、警察によりますと、4人が襲われて重軽傷を負いました。 クマは午前11時すぎに同じ東区内で猟友会によって駆除されました。 18日午前3時半ごろ、札幌市東区北31条東19丁目の路上で「クマが南の方向に走っていた」と近くの住民から警察に通報がありました。 付近ではクマを目撃したという通報が午前10時までに30件以上相次いだということです。 警察によりますと、午前6時前、最初に目撃された場所から南へおよそ1キロほど離れた札幌市東区北19条東16丁目付近で70代の男性と80代の女性が次々に襲われて軽いけがをしました。 ほかにも、40代の男性2人がそれぞれ別の場所で襲われ、このうち1人はろっ骨を折るなどの大けがだということで、けがをした人は合わせて4人となりました。 警察などが追跡を続ける中、クマは半径2キロ余りの範囲を8時間近くにわたって歩き回りました
自民党の石破茂元幹事長(64)が17日、文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI」(月~金曜後3・30)にコメンテーターとして出演し、新型コロナウイルスの重症化を防ぐための要素について語った。 政府は20日に沖縄を除く9都道府県で緊急事態宣言を解除し、東京や大阪など7都道府県では、まん延防止等重点措置に移行する方針を示している。石破氏は「感染者の数より、重症者の方がよっぽど大事だと思う。感染をゼロにすることはできない」と前置きし、「いかにして重症化しないかというのは、ワクチンを打つのは大事だし、体の免疫力を高めるのも併せて大事なんですよね」と指摘。「家でビクビク、ドキドキしながらずっと外にも出ないでこもっていると、免疫力ってどんどん落ちるんですよね。そうすると、いかにして免疫力を高めていくかというのも大事だと思っている。あまり言う人はいないけどね」と付け加えた。
5月下旬に新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が「パンデミックの状況で五輪をやるのは普通はない」と発言して以降、しばらくになります。 このセンテンスが広く知られる一方、私のような専門家目線では、カギとなる発言として「どのような状況で感染リスクが上がるのか、しっかり分析して意見するのが専門家の務めだ」という文が極めて重要であると考えています。 いまこそ、落ち着いてこの感染症のリスクと向き合うことが何よりも重要だと信じています。本稿では、今回のことを契機にあぶり出された日本の新型コロナ対策の根幹となる問題について、その本質に触れつつ整理したいと思います。個人的には、以下に述べる問題点の改善は、今後、日本が“科学技術研究の成果”を政策活用に結び付けられる国となるのか否か、そのカギを握るものとさえ考えています。 「政治」と「科学」の対立が煽られた経緯 最初に私の想いを述べますが、私は政府
東京などの緊急事態宣言を解除し、まん延防止等重点措置に移行すると決めたことを受けて、菅総理大臣は、記者会見し「何よりも警戒すべきことは、大きなリバウンドを起こさないことだ」として、感染の再拡大の兆しが見られる場合は、飲食店での酒類の提供停止など、機動的に対応する考えを強調しました。また、東京オリンピック・パラリンピックについて、安全・安心な大会として開催する決意を改めて示しました。 また衆議院の解散・総選挙の時期について、まずは新型コロナウイルス対策に全力で取り組むとした上で、自身の自民党総裁としての任期が9月末までとなっていることも踏まえ、タイミングを見極めて判断する考えを示しました。 記者会見での菅総理大臣の主な発言です。 沖縄除く9都道府県の宣言を解除 「先ほど、新型コロナ対策本部を開催し、北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県について今月20日をもっ
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