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ブックマーク / realwave.blog70.fc2.com (2)

  • ビジネスのための雑学知ったかぶり 袋小路の反原発運動

    去る9月19日、ノーベル賞作家の大江健三郎氏などの呼びかけで、全国で6万人規模(主催者側発表)の反原発デモが行われました。デモは3月11日の地震と津波により引き起こされた福島第一原子力発電所事故以来、最大規模のものでした。 しかし、関係者が盛り上がりを強調するのと反対に原発全廃の動きは急速に力を失ってきています。野田首相はデモの翌日ウォールストリートジャーナル紙のインタビューに答えて、検査のために停止中の原発の再稼働を行う意向を示しました。 無責任な原発事故の風評被害への非難も起きています。愛知県日進市で福島県産の花火の使用を「市民」の抗議によって取りやめたことには、日頃原発や放射能被害に厳しい姿勢をとる朝日新聞も「風評被害」として、放射能の危険への過剰反応を警告しました。 これは事故から時間が経つにつれ人々の原発に対する恐怖心や抵抗感が薄くなってきたことが大きな理由でしょう。福島第一原発

  • ビジネスのための雑学知ったかぶり 石炭火力と原発どっちが危険か

    当ブログでも何度か話題にさせていただている池田信夫氏が石油や石炭火力は原子力発電より危険だという論を展開しています(自動車や石油火力は原発より危険である)。原発は今回の福島原発の事故でも死亡者が出ていないように、過去に遡っても石炭火力より死亡事故という点でははるかに安全な発電方法だというのです。 もちろん石炭火力が炉心溶融を起こすことはありませんし、少なくとも日で稼働している石炭火力発電所が死亡事故をしょっちゅう起こしているわけではありません。池田氏の論拠となっているのは石炭採掘で多くの鉱山労働者が死亡することです。 石炭の採掘は危険な作業です。石炭は採掘が進むにつれどんどん地下深くへと掘り進んでいきます。暗い地下は照明なしで作業できませんが、坑道の中は石炭の粉塵が舞い、何かの拍子で爆発的に燃焼する危険があります。 爆発事故でなくても地下深くでガスが発生したり、水が噴出すれば坑夫は危険な

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