史上初の銅メダルを獲得したヤングなでしこ。日本は世界大会で4大会連続して表彰台に上った【写真:北村大樹/アフロスポーツ】 ヤングなでしこ(U−20日本女子代表)がナイジェリアとの3位決定戦を2−1で制し、U−20女子ワールドカップ(W杯)史上初の銅メダルを獲得した。 表彰台に上がった仲間たちを、ある選手が国立競技場のスタンドから眺めていたと報道された。この世代から唯一、ロンドン五輪のメンバーに選ばれていた岩渕真奈である。岩渕は仲間たちに声を掛け、銅メダルをたたえた。その際、「わたしたち(なでしこジャパン)は(ロンドン五輪で)銀メダルだけどね(笑)」と冗談も交えたと聞く。 この発言には伏線がある。岩渕自身が2008年のU−17女子W杯でベスト8の成績を挙げて帰国した際、所属する日テレ・ベレーザの先輩から「わたしたちは(北京五輪で)ベスト4だけどね」と言われていたのだ。4年前の先輩から岩渕