米政府の外交公電を公開して世界に衝撃を与えた内部告発サイト「WikiLeaks」は、今週、一時的に活動を停止すると発表した。理由は、活動資金が枯渇寸前になり、「資金調達に注力する」ためという。 これはWikiLeaksに対する包囲網の影響だ。WikiLeaksの活動資金は寄付で賄われているが、昨年末にはオンライン決済サービスの米PayPalや大手金融機関がWikiLeaksへの寄付金の送金を停止した。WikiLeaks支持派のハッカー集団がこれらに反発してサイバー攻撃をしかけたが、米当局も一部の容疑者を逮捕するに至っている。 WikiLeaksは対抗策として、欧米各国で訴訟の準備を始めているという。WikiLeaksを巡る攻防戦はまだ続く。 「WikiLeaks/支持派」 vs. 「米当局/金融機関」 内部告発サイト「WikiLeaks」、資金難で活動を一時停止 WikiLeaksで情報漏