韓国の代表的なインスタントラーメンで、日本でも人気の「辛ラーメン」。発売から25周年を記念し、販売元の食品会社「農心」が4月にプレミアム版を発売したが、成分表示に誇張があったことがこのほど判明、公正取引委員会が是正に乗り出す騒ぎになっている。 成分を誇張していたのは「辛ラーメン・ブラック」。包装紙には「ソルロンタン(牛のスープ料理)1杯分の栄養を含む」と記載したほか、広告では「(栄養バランスが)完全食品に近い」とし、価格は既存品の2~3倍。 だが、公正取引委員会が調査したところ、成分分析で鉄分はソルロンタンのわずか4%にすぎず、逆に脂肪は3倍以上あると判明。同委員会は先月27日、誇大広告に当たるとして、農心に対し表示広告公正化法違反で1億5500万ウォン(約1175万円)の課徴金を科す是正命令を出した。(共同)