アマゾンとスターバックスは、「小さな賭け」の試行錯誤を繰り返すことで世界的に成功できた。こういった話をすると、「なるほど、自分もやってみよう」と思う方がいる一方で、「それはアメリカの話でしょ」と考えがちである。また、アマゾンのジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)やスターバックスのハワード・シュルツCEOが小さなチャレンジを積み重ねて失敗しながらもユーザーの声を聞いて成功につなげていったと話しても、「そりゃカリスマな天才経営者だからできることでしょ。うちの会社では無理」と考える人もいる。読者のみなさんの多くは日本にいるし、ベゾスやシュルツのような上司はなかなかいないので、自分とは遠い話だと思われるのも当然だろう。 いやしかし、日本にも、カリスマでなくても、小さな賭けをして成功している人たちはいるのだ。 勝手プロジェクトから生まれた半年で50万冊のヒット商品 コクヨS&Tの山崎篤氏は、「小さ
