昨日のキックオフイベントで思い返した事なのですが、セカイカメラのそもそもの発想のトリガーは「クラウド上にあるデータを現実に映し出すカメラがあれば視覚体験そのものが大きく変革されるに違いない」と言う散歩中の思いつきでした。 若干余談ですが約160年の歴史を持つ光学式カメラのメカニズムは基本的な仕組みとしてはデジカメに進化を遂げた後もほぼ変わっていません。光学的にレンズが捉えたイメージをフィルムに焼き付けるのか、それともデジタルメモリーに蓄積するのか?の違いこそあれ、視覚イメージを光学的に捉えて定着すると言う点では全く同じです。 ところが現実空間にまつわる情報の網の目は日々顕著に増大していますしソーシャルネットワーキングはどんどん位置情報付きのLocal Graphに深化しつつ有る所ですから「現実空間をクラウドで強化するイメージ装置」は多くの制約はありながらも可能になっています(2008年時点