[パリ 27日 ロイター] ギリシャ国債のロールオーバーに関してフランスが行った提案は、特別目的事業体(SPV)が新たに発行される国債を引き受け、銀行のバランスシートから切り離すことが柱となっている。フランス政府筋が27日、ロイターに対し明らかにした。 同筋によると、欧州連合(EU)財務高官の間で検討される予定の同提案は、2011年から2014年までに償還を迎えるギリシャ国債を対象としている。また、SPVの設立は国別、もしくは欧州全体となる両方の可能性がある。 同筋は「これは銀行のための、民間部門によるイニシアチブだ。公的な保証はない」としている。 同スキームの対象は、銀行だけでなく保険会社や投資会社にも拡大される可能性があるという。