タグ

ブックマーク / book.asahi.com (37)

  • 「人種差別主義者たちの思考法」 利己主義政策が生む無知と憎悪 朝日新聞書評から|好書好日

    人種差別主義者たちの思考法 黒人差別の正当化とアメリカの400年 著者:イブラム・X.ケンディ 出版社:光文社 ジャンル:社会・時事 「人種差別主義者たちの思考法」 [著]イブラム・X・ケンディ 人種問題をテーマとする良書が相次いで翻訳されている。黒人への人種差別思想の歴史を論じる書は、2016年全米図書賞ノンフィクション部門を受賞した。分厚いだが、一般読者に向けて書かれベストセラーになった。イブラム・X・ケンディは、この受賞により、新進気鋭の学者としてメディアで注目を浴びるようになった。 米国で黒人は人口の約13%を占めるが、黒人が所有する資産の割合は3%以下だ。その一方で、収監者全体の40%を黒人が占める。なぜ人種間格差はなくならないのか。 著者が他のでも主張するように、米国では三つの見解が絡み合って展開してきた。第一に、黒人は生物学的に劣るとする「人種分離主義」。これは明らかに

    「人種差別主義者たちの思考法」 利己主義政策が生む無知と憎悪 朝日新聞書評から|好書好日
  • オルナ・ドーナト「母親になって後悔してる」 押し殺していた逡巡の証言集|好書好日

    包み隠さぬ強烈なタイトルが、母親たちが心のどこかで密(ひそ)かに感じながら押し殺していたものを表しているゆえに、静かな反響を呼んでいるのだろう。しかし、書を読み通すのはなかなかのしんどさである。基的にはインタビュー集であって、まとめの最終章にいきつくまでに、幾人もの母親たちのどこか似通った、しかしそれぞれに微妙な色合いを持つ、白黒つけがたい逡巡(しゅんじゅん)の言葉に耳をすませて伴走することは、非常に稀有(けう)な重要な仕事と認識はできても、単純に読む側の体力を要する。後悔の証言集である。 子供を持った知り合いと話すとき、「自分の時間がゼロになるって産むまでわからなかった」「誰も教えてくれなかった」という話題になることがある。すぐに保育園に預けられれば別だが、そうでなければ、ゼロになった自分の時間をどうやって、人に頼りながら1時間2時間と作り出せるか、というあがきによってしか、もはや母

    オルナ・ドーナト「母親になって後悔してる」 押し殺していた逡巡の証言集|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2023/03/17
    「母は、さまざまな状況下で、自分自身を脇に置き、忘れることを何度もくり返し求められている」「自分の知識や思考や感情から離れなさい」と社会の中で客体たることを求められる構造に疑問を投げかける。>
  • なぜリベラルな日本人のあなたが?——『ナイス・レイシズム』の射程|じんぶん堂

    記事:明石書店 『ナイス・レイシズム なぜリベラルなあなたが差別するのか?』(明石書店) 書籍情報はこちら なぜ、北米の白人を想定して書かれた『ナイス・レイシズム なぜリベラルなあなたが差別するのか?』を日社会に住む私たちが読む必要があるのか。それは、日人がアジア諸国の中での「白人」だからである。多少乱暴な比較であることは重々承知の上だが、日人は、アジアにおいて人種・民族的ヒエラルキーの頂点に立っている。また植民地支配の歴史における加害国としての立場も欧米の白人と類似しており、加害の対象となった人々と今も同じ国に共存していながら、歴史をきちんと学ばず、加害性と向き合っていない人が圧倒的多数派である。書は、日における日人、特にリベラルを自称する人々(自分を含む)にとって、まだまだマジョリティ性の特権を持つ自分自身と向き合わなくてはならないことを示唆してくれる貴重なだと思っている

    なぜリベラルな日本人のあなたが?——『ナイス・レイシズム』の射程|じんぶん堂
    taskapremium
    taskapremium 2023/03/03
    2009年に日本に帰国したとき、人種・民族的マジョリティであることがこれほど生きやすいのかと、日本人特権を痛いほど実感した。これが、白人がアメリカ社会で感じている白人特権の感覚なのだろうと思って生きている>
  • 佐藤優氏が読み解く! 21世紀の奇書『異端 モンタノス派』|じんぶん堂

    記事:平凡社 阿部重夫著『異端 モンタノス派』カバーより「マルシュアスの皮剝ぎ」(部分) 書籍情報はこちら モンタノス派の眼で歴史と世界を読み解く 21世紀の奇書といえる素晴らしい作品だ。圧倒された。 キリスト教は一神教と言われているが、厳密に言うとそれは間違いだ。キリスト教は、父、子、聖霊からなる三一(三位一体)の神を信じる宗教だ。父なる神はユダヤ教と共通のヤーウェだ。子なる神はイエス・キリストである。そして最後が聖霊なる神であるが、これが何であるかが実にわかりにくい。既成の教会は、聖霊を組織内に閉じ込めることに腐心してきた。しかし、キリスト教史では繰り返し、聖霊の自由な働きを重視するグループが出てくる。そのようなグループは、大抵の場合、「異端」として切り捨てられてきた。 2世紀に小アジア西部フリュギア地方でイエス・キリストの再臨が近いと強い終末論を伴う預言者活動を行ったのがモンタノスだ

    佐藤優氏が読み解く! 21世紀の奇書『異端 モンタノス派』|じんぶん堂
    taskapremium
    taskapremium 2022/04/08
    最後が聖霊なる神であるが、これが何であるかが実にわかりにくい。既成の教会は、聖霊を組織内に閉じ込めることに腐心してきた。しかし、キリスト教史では繰り返し、聖霊の自由な働きを重視するグループが出てくる>
  • チョコを買い付け世界をつなぐ、天職のきっかけは配属だった 「チョコレートバイヤーみり」木野内美里さん|好書好日

    文:五月女菜穂 写真:花田和奈 木野内美里(きのうち・みさと) 兵庫県出身。通信販売会社「フェリシモ」のチョコレートバイヤー。2020年10月までに約500 ブランド約2500種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その内244ブランド以上が日初上陸。臨床美術士としても活動。著書に「『幸福のチョコレート』を探しにどこまでも」(新潮社)、『世界の果てまでチョコレート』(フェリシモ出版)。 ローカルなチョコレートを見つけ出す ――チョコレートバイヤーとはどういうお仕事なのですか? 世界各国にいるショコラティエに会って、ひたすらチョコレートを見て、べて、商談をまとめて、日のお客様にチョコレートを紹介する仕事です。毎年11月に発行されるチョコレート専門の通販カタログのために、4月に3週間ほど海外出張に行って、5月にそのデータをまとめて、6月に品検査をして、7~8月に価格帯や掲載の順番な

    チョコを買い付け世界をつなぐ、天職のきっかけは配属だった 「チョコレートバイヤーみり」木野内美里さん|好書好日
  • 萩尾望都「私の少女マンガ講義」書評 作品も技術も論じる「文学史」|好書好日

    私の少女マンガ講義 [著]萩尾望都 明治期のインテリは、小説、とくに恋愛などを扱ったものを有害だと見做したが、現在ではその頃の小説は教科書に載り、立派な文学になっている。 多くの人に読まれ、また時代の空気や問題意識を反映している、明治期の小説にあたるものは、現代でいえばマンガだという人もいる。ひと昔前までは、マンガは子どもの読むものだった。しかしその子どもたちが大人になるにつれ、マンガはメディアごと発展していき、大人の鑑賞に堪えうる多様な需要に応えられるものとなった。マンガは日文学の「周辺」資料と位置付けられてきたが、読者の数でいえばもはや立派な文学である。 前置きが長くなったのは、このがマンガのなかでもジャンルの成長に携わってきた歴史的にも重要な作家のひとり、萩尾望都によるマンガ史の講義だからだ。しかも、自作まで細かく振り返っている。例えるなら、芥川龍之介が存命中に、漱石から若手の作

    萩尾望都「私の少女マンガ講義」書評 作品も技術も論じる「文学史」|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2021/07/03
    #tokyopod
  • 「一度きりの大泉の話」書評 今も癒えない痛みの封印を解く|好書好日

    「一度きりの大泉の話」 [著]萩尾望都 少女漫画界のレジェンドがこれまで語られてこなかった思い出話をしてくれる。そう聞いて喜ばないファンはいない。当事者しか知り得ないあれこれが書かれたテクストには、懐かしさと資料的価値の両方がある。しかし、書の中核を占めるのは、萩尾望都という少女漫画家が封印してきた、癒えない痛みの記憶である。愉快な回顧録かと思って読むと裏切られる。萩尾は過去と繫(つな)がる「今」の話をしようとしているのだ。 「仕方がない、もう、これは一度、話すしかないだろうと思いました。これで私の気持ちをご理解いただき、外部からのアプローチが収まるよう望みます」……萩尾によれば、竹宮惠子『少年の名はジルベール』(小学館)の出版がきっかけで彼女たちの新人時代が注目され、ドラマ化の話が来たり、竹宮との対談企画を持ち込まれたりといったことが相次いだらしい。それは彼女を困惑させた。困惑のあまり

    「一度きりの大泉の話」書評 今も癒えない痛みの封印を解く|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2021/06/25
    #utamaru トミヤマユキコさんの書評。文庫版『少年の名はジルベール』の解説を書いたサンキュータツオさんと福田里香さんでこの話の鼎談をしてほしい。
  • 2021年本屋大賞ノミネート10作が決定 発表は4月14日|好書好日

    ・伊吹有喜『犬がいた季節』(双葉社) ・青山美智子『お探し物は図書室まで』(ポプラ社) >青山美智子さん「木曜日にはココアを」インタビュー ・宇佐見りん『推し、燃ゆ』(河出書房新社) >宇佐見りんさん『推し、燃ゆ』インタビューはこちら >大矢博子さんによる書評はこちら ・加藤シゲアキ『オルタネート』(新潮社) >大矢博子さんによるレビューはこちら ・伊坂幸太郎『逆ソクラテス』(集英社) >押切もえさんによる書評はこちら ・町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社) >町田そのこさんインタビューはこちら ・深緑野分『このを盗む者は』(KADOKAWA) >深緑野分さんインタビューはこちら ・山文緒『自転しながら公転する』(新潮社) >山文緒さんインタビューはこちら ・伊与原新『八月の銀の雪』(新潮社) >伊与原新さんインタビューはこちら ・凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ』(

    2021年本屋大賞ノミネート10作が決定 発表は4月14日|好書好日
  • 「かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた」書評 無名の黒人興行師の波乱の一生|好書好日

    かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた 二つの帝国を渡り歩いた黒人興行師フレデリックの生涯 著者:ウラジーミル・アレクサンドロフ 出版社:白水社 ジャンル:伝記 かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた [著]V・アレクサンドロフ フレデリック・ブルース・トーマスという黒人がいた。1872年生まれ。アメリカ南部の黒人解放奴隷の子どもとして生まれ、父親を惨殺されたあと、18歳で家を出る。シカゴ、ニューヨーク、そして、欧州に渡り、高級ホテルのベルボーイや給仕として研鑽を積み、エンターテインメントの世界に足を踏み入れていく。 20世紀初頭のモスクワで、アクアリウム庭園という遊びの場を演出し、富を築くが、ロシア革命でオデッサからトルコへと逃げる。この事件ですべてを失っても、トーマスはあきらめない。コンスタンティノープルで、人々の娯楽にジャズを導入し、またも

    「かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた」書評 無名の黒人興行師の波乱の一生|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2021/02/02
    コンスタンティノープルで、人々の娯楽にジャズを導入し、またもや大成功を収める。欧州では、黒人差別はそれほどでもなかった。それにしても波瀾万丈の生涯。何があっても七転び八起きの精神には脱帽するほかない>
  • 「沖縄から貧困がなくならない本当の理由」書評 強い同調圧力…濃縮された日本|好書好日

    沖縄から貧困がなくならない当の理由 (光文社新書) 著者:樋口 耕太郎 出版社:光文社 ジャンル:新書・選書・ブックレット 沖縄から貧困がなくならない当の理由 [著]樋口耕太郎 「沖縄の基地関連収入は県民総所得の5%にすぎない」。米軍基地がなくなっても沖縄はやっていけるという根拠として、よく挙げられる数字である。しかし、この「基地関連収入」の中には沖縄振興一括交付金も、酒税軽減措置も、那覇空港の着陸料の減額も、沖縄自動車道の料金割引も、沖縄サミットをはじめとする数々のイベントの開催も含まれていない。 基地受け入れの実質的なバーターである各種の経済援助を足した場合、25%前後に達するのではないかと著者は述べる。そして、それにもかかわらず、沖縄の県民所得は11年連続で全国最下位である。 補助金で甘やかしているから沖縄経済は自立できないという批判がある。一方で、沖縄経済が「ザル経済」なのは、

    「沖縄から貧困がなくならない本当の理由」書評 強い同調圧力…濃縮された日本|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2021/01/23
    「基地関連収入」の中には沖縄振興一括交付金も、酒税軽減措置も、那覇空港の着陸料の減額も、沖縄自動車道の料金割引も、沖縄サミットをはじめとする数々のイベントの開催も含まれていない。 基地受け入れの実質>
  • 伝説の「未完」から29年ぶりの再開!(第92回)|好書好日

    昭和生まれのマンガ好きの間で、『男坂』は知る人ぞ知る問題作だ。『リングにかけろ』と『風魔の小次郎』で押しも押されぬ「週刊少年ジャンプ」の看板作家となった車田正美が作の連載を始めたのはバブル前夜の1984年のこと。宮ひろ志に私淑して“漫画屋”になったことは当時から有名で、千葉県九十九里の中学生・菊川仁義がケンカで全国制覇を目指すという設定はまさしく車田版『男一匹ガキ大将』。人いわく「こいつをかきたいために漫画屋になった」という入魂の力作だった。しかし、番長も硬派もとっくに死語となっていた時代背景に加え、車田正美ならではの非日常的バトルが描かれないこともあって人気は低迷。単行3巻分、30週あまりで打ち切りとなってしまう。最終ページに無念の思いを込めてでかでかと書かれた「未完」の筆文字は伝説となり、編集部に「血の抗議文」を送りつけたファンまでいたらしい。 その直後、車田は最大のヒット作と

    伝説の「未完」から29年ぶりの再開!(第92回)|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2020/07/06
    番長も硬派もとっくに死語となっていた時代背景に加え、車田正美ならではの非日常的バトルが描かれないこともあって人気は低迷。単行本3巻分、30週あまりで打ち切りとなってしまう。>
  • 「82年生まれ、キム・ジヨン」はなぜ支持される? 翻訳者・斎藤真理子さんが徹底解説|好書好日

    文:永井美帆、写真:有村蓮 斎藤真理子(さいとう・まりこ) 翻訳者 1960年、新潟県生まれ。明治大在学中に韓国語の勉強を始め、91年から韓国・延世大語学堂に留学。訳書に日翻訳大賞を受賞したパク・ミンギュ著『カステラ』(共訳)、同『ピンポン』、チョ・セヒ著『こびとが打ち上げた小さなボール』、チョン・セラン著『フィフティ・ピープル』など。2月22日、韓国の若手女性作家らによる短編集を翻訳した『ヒョンナムオッパへ――韓国フェミニズム小説集』(チョ・ナムジュほか著、白水社)が発売予定。 主人公のキム・ジヨンは33歳の主婦。3歳年上の夫と1歳になる娘とソウル郊外で暮らしている。1982年生まれの韓国の女性で最も多い名前はジヨンとされ、主人公もどこにでもいそうな女性だ。ジヨンは誕生から学生時代、就職、結婚、出産に至るまで様々な女性差別に苦しみながらも必死に生きてきた。しかし、ある日、通りすがりの男

    「82年生まれ、キム・ジヨン」はなぜ支持される? 翻訳者・斎藤真理子さんが徹底解説|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2020/01/21
    #utamaru キム・ジヨンの翻訳者か。斎藤さんは。
  • 丸山桂里奈さん『丸山式「謎手紙」のススメ』に学ぶ、自分らしい手紙の書き方って?|好書好日

    文:田中春香、写真:中央公論新社写真部 丸山桂里奈(まるやま・かりな) 1983年、東京都生まれ。小学6年生の時にサッカーを始め、日体育大学在学中に女子サッカー日本代表初選出。オリンピックには3大会、W杯には2大会出場。2011年のW杯では、準々決勝のドイツ戦でゴールを決め優勝に貢献。16年シーズン後に現役を引退し、現在はタレントとしてテレビなどで活動中。 学生のころから何も書かなかった日が一度もない ――今日、丸山さんに取材するにあたって、実際に付箋でお手紙書いてみたんです。ただ、丸山さんのように面白く書こうとするとすべっているような気がして……。 ぜんぜん! すべるとかないです。なんでもいいんですよ。何書いたって伝わるもんです。 撮影:田中春香 ――大人になり手紙を書くということも減ってしまって、いざ書こうとすると構えてしまうことに気づきました。 それって、超寂しくないですか? 私は

    丸山桂里奈さん『丸山式「謎手紙」のススメ』に学ぶ、自分らしい手紙の書き方って?|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2019/11/30
    丸山桂里奈の楽屋への駄菓子と謎のメモが本になった。しかも中央公論新社から。
  • 「ヒップホップ+読書=文化系」だけではない 仙人掌|好書好日

    仙人掌(せんにんしょう) 1982年、東京生まれ。10代の頃からラップをはじめ、2000年代半ばごろからDOWN NORTH CAMP、MONJUのメンバーとして頭角を現す。ソロでは数枚の限定盤を経て、16年に待望の1stアルバム「VOICE」を発表。そして18年6月に2ndアルバム「BOY MEETS WORLD」をリリースした。9月には東京・UNITでリリースパーティーの開催が決まっている。 新しいことを始める時に読むと自由な発想になれる 仙人掌のリリックはカッコいい。短いセンテンスから、ストリートにうごめくさまざまな感情や、その背後にあるストーリーを感じさせてくれる。彼の綴る言葉、描き出す世界観はどんなからインスパイアされているのだろうか? 彼が最初に紹介してくれたのは『かもめのジョナサン』でおなじみのリチャード・バックの『イリュージョン』。遊覧船のパイロットが主人公で、憧れていた

    「ヒップホップ+読書=文化系」だけではない 仙人掌|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2019/11/14
    #utamaru「実は僕、読書コンプレックスみたいなものがあるんですよ。知り合いの読書家の方たちが集まって『Riverside Reading Club』というチームを作っていて、その方たちはみんな読書にものすごい情熱を注がれているんです>
  • いろんな本が家に積まれてることが大事 Lil Mercy|好書好日

    Lil Mercy(りるまーしー) 1979年生まれ。音楽レーベル・WDsoundsを主宰して、仙人掌、febb、CAMPANELLA、ERAらの作品制作に携わるほか、自身もJ.COLUMBUS名義でカセットテープアルバム「north tokyo soultape CAS-SETTE TAPE」を発表している。またハードコアパンクバンド・PAY BACK BOYSではヴォーカルを担当。読書家集団「Riverside Reading Club」のメンバーでもある。 をたくさん読んでたり、いろんな音楽を聴いていることがカッコよかった 「ラッパーたちが読んでいるを紹介する」というこの企画を準備している時、「仙人掌はいろいろ読んでますよ」と教えてくれたのがLil Mercyだった。彼は私に『ヤーディ』というロンドンに住むジャマイカ人たちの小説を教えてくれて、読んでみるとそれがものすごく面白かっ

    いろんな本が家に積まれてることが大事 Lil Mercy|好書好日
    taskapremium
    taskapremium 2019/11/09
    「自分たちはクラブで友達や先輩と本の話をよくしてたんです。あれが面白かったねとか、あの本のあそこはどんな意味なのか?みたいな。その延長で『Riverside Reading Club』が結成されました。> #utamaru 来週登場。
  • 英訳の村上春樹作品が開いた扉 日本文学の紹介者2人にきく|好書好日

    文学を海外の読者へ届ける、橋渡し役の著者によるが相次いだ。2人には、村上春樹作品と英訳で出会ったという共通点がある。(中村真理子) 混沌を取り込む日文学 日文学者・マイケル・エメリックさん 日文学者、マイケル・エメリックさん=慎芝賢撮影 日文学者で翻訳家のマイケル・エメリックさんは、日語で書いたエッセーや書評を集めた作品集『てんてこまい 文学は日暮れて道遠し』(五柳書院)を出した。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で日文学を教える准教授。高橋源一郎や古川日出男ら同時代の作品から「源氏物語」などの古典まで扱う。 1975年米国生まれ。17歳で日語を学び始めた。「日語で書くことはコントロールがきかない。読み返しながら書くうちに、文章との距離がとれなくなる」と謙遜するが、落ち着いた筆致で、言葉をめぐる思考は機知に富む。作品を読みながら「自分のなかに何が起こっているのかを観察す

    英訳の村上春樹作品が開いた扉 日本文学の紹介者2人にきく|好書好日
  • コラム別に読む : サピエンス全史―文明の構造と人類の幸福(上・下) ユヴァル・ノア・ハラリさん - 吉川一樹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■対話重ね、大きな問いに挑む 取るに足らない生物だったホモ・サピエンスが、なぜ地球を支配するに至ったのか。中世ヨーロッパの軍事史を専門とする研究者が「一つの時代、事件ではなく歴史の全体像を示したい」と挑んだ労作は48カ国で出版され、世界的ベストセラーになった。 の土台は、所属するイスラエルの大学で受け持った世界史の講義。読みやすさの源泉は、学ぶ側と重ねた「対話」だろう。「学生と意見を交わす中で、学生が何に興味を持ち、どこに力点を置くべきかが分かり、構想が固まった」。最初はヘブライ語で出版し、読者の反応を踏まえて改訂を加えた英語版を出した。 影響を受けた著書に、やはり人類史というテーマに取り組んだジャレド・ダイアモンド氏の『銃・病原菌・鉄』を挙げる。「大きな問いに対して科学的な方法で答えている。しかも一般の人にも分かるストーリーにして。執筆の一つのモデルになった」。氏に2度会い、刺激を受け

    コラム別に読む : サピエンス全史―文明の構造と人類の幸福(上・下) ユヴァル・ノア・ハラリさん - 吉川一樹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • コラム別に読む : 9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方 [著]福島文二郎 - 速水健朗(フリーライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    taskapremium
    taskapremium 2016/07/21
    また、客に見せてはいけないバックヤードが避難通路となった。「安全」を最優先した現場の判断だ。マニュアルの事態を超えた状況においても、現場の自主判断に任せたTDL式の組織運用は、功を奏したようだ。>
  • コラム別に読む : 新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書 [著]西寺郷太 - 速水健朗(フリーライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    taskapremium
    taskapremium 2016/07/21
    本書は、マイケル関連本の中でもっともファンの視点から書かれたもので、故人を美化しすぎている面も否めない。ヒットの要因もそこにあるのだろう。だが、生前あれだけ誹謗(ひぼう)中傷にさらされたマイケルだけ>
  • インタビュー : 独の侵略受けたポーランド ピオトル・シェトケビッチ氏 - 宮代栄一 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    taskapremium
    taskapremium 2016/06/06
    補償はされたのですか 人体実験にあった人などは補償を受けましたが、多くの被害者は何ももらっていません。強制労働をさせられ、親や子を殺された人が個々に賠償を求めたら、ドイツも払いきれないでしょう。それ>