群馬県高崎市から茨城県鉾田市まで北関東を横断する一本の道。沿線でしか味わえないウマすぎ異国飯の向こう側にいたのは、日本を支える移民、難民、シン日本人たちだった。皿と人の間を走り抜けるロードムービー・ノンフィクション! これまで著書『ルポ新大久保』や『日本の異国』で「日本に生きるアジア人」を描いてきたライターの室橋裕和さんの最新作の舞台は……「北関東」。 実は国内でも有数の「ガチ」エスニック料理が食べられるこの土地。車で進むうち、浮かび上がってきたのは1本の国道と、そこに住む日本を支えてきたシン日本人の姿でした。 帯には『孤独のグルメ』原作者・久住昌之さんと、『国道16号線』著者・柳瀬博一さんの推薦コメントも! 【はじめにより】 北関東を東西に走るこの道路に沿って、移民ベルト地帯が形成されている。いうなれば、「エスニック国道」だ。 それはいったい、なぜなのだろうか。どうしてこの地域に、どんな