『Roman J. Israel, Esq.』という2017年公開のアメリカ映画(日本は劇場未公開)の中で、主人公である弁護士(デンゼル・ワシントン演)は自己紹介や電話で名乗る際に必ず(頑なに)「私の名前はローマン・J・イズラエル、エスクワイアです。」と言う。最初この「エスクワイア(esquire、Esq.)」の意味が分からなかった。 英語で姓名の後ろにつく接尾辞であれば、「Robert Downey, Jr.」の「ジュニア」(父親と名前が同一の場合)や「Marshall Bruce Mathers III」(エミネムの本名)の「3世」などは見かける。敬称なら一般的な「Mr.」、医者や博士号所持者なら「Dr.」もよく見かけるし、ナイトに叙勲されると「Sir Anthony Hopkins」とか「Dame Helen Mirren」のように男性なら「Sir」、女性なら「Dame」が姓名の頭に