スーパーの店頭などで家庭用のバターが品薄になっていることから、農林水産省は、28日、乳業メーカーに対して、クリスマスの需要期に向けバターを最大限供給するよう文書で要請しました。 バターは去年の猛暑の影響などによる牛乳の生産量の落ち込みで在庫が減少していて、農林水産省がことし2回にわたって業務用バターの緊急輸入を決めたものの、需要期のクリスマスを前にスーパーの店頭などでは家庭用バターの品薄が続いています。 こうした事態を受けて、農林水産省は28日、業界団体を通じて乳業メーカー各社に対し文書で家庭用バターの供給を要請しました。この中では、「バターが不足している現状と社会的責任の大きさを踏まえるべき」などとして、需要期に向け家庭用バターの最大限の供給を求める内容になっています。また西川農林水産大臣は28日の閣議のあとの会見で「きょうの要請の結果、メーカー側が家庭用バターの生産をしっかりやってくれ