プロ野球巨人の選手が自チームの公式戦の勝敗に絡んで現金のやりとりを行っていたことが判明し、巨人の森田清司総務本部長は14日、東京・大手町の球団事務所で取材に応じ、1試合当たり投手と野手で計最大14万円が動いていたと明らかにした。その上で「験かつぎの色合いもあり、賭け事とは全く異質の行為。敗退行為とは全く正反対」と説明した。 チームが低迷していた2012年のシーズン初頭に始まったという「声出し」。森田本部長は「縁起のいい声出し役にみんなでご祝儀を出そうとなった」と金銭の受け渡しが始まった経緯を説明。一部報道でチームが連勝すると額が増加すると報じられたことには「レートが跳ね上がることはなかった」と否定した。 昨秋の日本野球機構(NPB)の調査委員会の調査で判明したが、野球協約違反はないとして、森田本部長は「NPBの公表しないとの判断に従った。そもそも賭け行為ではない。額も少額。公表するまでもな