Merck’s Vaccine Won’t Be the End of Ebola 効果100%でも、メルク製ワクチンがエボラを根絶できない理由 殺人ウイルスに対抗するワクチンは臨床試験をクリアしたが、エボラ根絶の長期的解決策にはならない。 by Emily Mullin2017.01.06 10 9 1 0 15年間かけて開発されたエボラ・ワクチンが、臨床試験でウイルスの感染予防に最高100%の効果があることが実証された。だが、散発的な発症は予防できず、ウイルスに感染しやすい地域で、すぐにワクチンが行き渡る可能性は低い。 臨床試験を指揮した世界保健機関(WHO)のワクチン研究構想のマリ=ピエール・プレジオシ・ディレクターによると、エボラ・ワクチンが目指すのは、既に発生しているアウトブレイクの拡大を阻止することだけだ。承認されれば、WHOがエボラの新たな感染を認めたとき、患者の家族や医療関
![効果100%でも、メルク製ワクチンがエボラを根絶できない理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/67719fa6668188a6f9f4a9fa1fadb3452da4f241/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.technologyreview.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2Fsites%2F2%2F2017%2F01%2F06061240%2Febolavaccine-1182x787.jpg)