ハーバード大学の研究者が、マイクロチップのパターンを作成する手法であるフォトリソグラフィを使って、超薄型のレンズを作成することに成功した。収差などの問題がない高性能で安価なレンズを大量生産できるので、機器内蔵型カメラや望遠鏡など様々な用途での利用が期待される。 by Emerging Technology from the arXiv2017.12.19 3 19 1 2 レンズは文明自体の発達と同じくらい長い歴史を持つ。古代のエジプト人、ギリシャ人、そしてバビロニア人は石英を磨いてレンズを作り、単純な拡大鏡として使っていた。後の17世紀に、科学者がレンズを組み合わせて、望遠鏡や顕微鏡など私たちの宇宙の見方やその中での立ち位置を変えることになる機器を発明した。 現在、レンズはフォトリソグラフィのプロセスによって再発明されている。フォトリソグラフィは、平らなガラスのシートにサブ波長のパターン
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