セキュリティ警告をどうでもいい扱いしない工夫を施したChromeが登場するかもしれない。脳がどのようにセキュリティ警告に反応するか調べた研究により、何かの作業中の警告は、そうでない場合に比べて無視されやすいとわかったのだ。 by Tom Simonite2017.02.03 2 9 1 0 MRIで脳を検査することで、人間がどのようにセキュリティ警告を認識するのか、あるいは無視するかわかった 米国企業全体では、コンピューター・セキュリティ対策に毎年1000億ドル近い費用をかけているが、ランサムウェアで病院システムが一時的にダウンしたり、個人データがオンライン流出したりするのは今でも日常的に起きている。ブリガムヤング大学(ユタ州)のアンソニー・バンス准教授は、人の脳に注目すれば、もっと効果的にコンピューターのセキュリティ対策ができるかもしれない、と考えている。 「セキュリティの専門家は攻撃側