人工知能(AI)に職を奪われるか心配しても未来は描けない。ちょうどゲーム開発のように、AIと人間の共生にビジネスチャンスがあるはずだ。 by Yasuhiro Hatabe2016.12.05 124 16 3 4 「日本では、むしろ仕事を人工知能に奪ってもらわないといけない」 ゲームAI開発者の三宅陽一郎氏は、11月30日に開催されたイベントEmerging Technology Meetupの講演でそう話した。 いまなぜ人工知能なのか。日本は少子高齢化により働き手が減少しており、人工知能やロボットの活躍がなければ現在と同じ水準の社会を維持できなくなる、と三宅氏はいう。 人工知能を巡る議論にはいくつかの階層があるが、よく聞かれるのは「シンギュラリティ」をどう迎えるかだ。人工知能に支配されるのではないかと敵視したり「人間の生業が奪われるのではないか」という不安に焦点が当たる。 同イベントで