ハーバード大学の研究室から派生した企業が、クリスパーによる遺伝子操作で、人に感染する恐れのあるウイルスを保有しない子ブタを誕生させた。人間への臓器移植に、ブタの臓器をより安全に使えるようになる可能性がある。 by Emily Mullin2017.08.14 10 21 4 0 ブタから人間への臓器提供を実現するための一歩として、 イー・ジェネシス(eGenesis)というスタートアップ企業の研究者が、遺伝子編集の手法を使ってブタからウイルスを除去することに初めて成功した。ブタの臓器を人間に対してより安全に使えるようになる可能性がある。 米国保健福祉省によると、救命のための臓器移植を受けるのを待っている人は米国内だけで11万6000人以上いる。しかし、2017年に入ってまだ1万7157件の移植が実施されたにすぎない。 何十年もの間、動物の臓器を人に移植する「異種移植」が、人間の臓器不足を緩
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