遺伝子工学を活用した酵母菌で作ったフレグラントオイル 合成生物学企業のギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)は、200年前に絶滅した植物の匂いがする香水シリーズを開発しているという。 ギンコの計画では、自社がボストンで運営する遺伝子工学の大きな施設「DNA工場」で、絶滅した植物のデオキシリボ核酸(DNA)を移植した酵母菌で香りを作る。 「人工繁殖」に興味を示す科学者が遺伝子工学を活用して、マンモスやリョコウバトを生き返らせるまでの道のりは程遠い。それに比べ、絶滅した香り分子の再生には、現実味がある。 ギンコのクリエイティブディレクター、クリスティーナ・アガパキスは「植物を生き返らせるつもりはありませんが、絶滅した花の香りを感じることで、失われた植物のありがたみを人々がより一層感じられるよう期待しています」という。 合成生物学企業のギンコ・バイオワークスが所有するDNA「製
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