ホログラムで三次元画像を数秒間照射するだけで光造形できる3Dプリントのデモをスタートアップ企業ダクリが公開した。ヘッドマウント・ディスプレイにも応用できる可能性がある。 by Jamie Condliffe2017.02.20 53 54 4 0 鮮やかな緑色レーザー光線が放たれ、ペトリ皿に注がれた粘液が輝くと、何もなかったところに、ペーパークリップの形状が浮かび上がった。最初はぼんやりしていた輪郭が次第にはっきりしてくる。クリップは5秒後には液体から引き上げられ、余分な樹脂を取り除けば使えるようになる。 基本原理は、すでに実績のある光を使った3Dプリントだ。複数のレーザー光で光硬化性モノマー(エチレンや塩化ビニルなどのことで、モノマーが多数結合するとポリエチレンやポリ塩化ビニルになる)を固体化し、プラスチックに造形する手法だ。ただし、他の手法が一本のレーザー光を前後に走査し、1層ずつ盛り
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