東京電力福島第一原子力発電所の事故の教訓を踏まえて、4年前に発足した原子力規制委員会は、IAEA=国際原子力機関による評価を初めて受けることになり、11日から聞き取り調査が始まりました。 原発事故の翌年に発足した原子力規制委員会は、今回初めてIAEAの評価を受けることになり、初日の会合では、調査チームのリーダーでフランス原子力安全局のフィリップ・ジャメ委員が「日本の規制が原発事故を踏まえてどのように改善されているかを評価する。正直な意見を述べるので、さらなる改善につなげてほしい」と述べました。 今回の調査では、今月22日にかけて、規制委員会の委員への聞き取りのほか、福島第一原発や福井県にある高浜原発の現地調査などが行われる予定です。 前回の評価は原発事故の前の平成19年に行われ、当時の原子力安全・保安院は、原発を推進する官庁から独立していることを法令で明確にすることや、検査制度の見直しなど