【モスクワ=秋山文人】モスクワで開いた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は16日夕(日本時間同日夜)、共同声明を採択して閉幕した。「通貨の競争的な切り下げを回避する」と明記し、通貨安競争を避ける方針で一致。日本が円安を誘導しているという名指しの指摘は避けられたが、自国通貨高を懸念する新興国と先進国の対立は残りそうだ。日米両国には財政の健全化に向けた努力を促した。日本からは麻生太郎
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ロシア中部に落下した隕石とみられる物体について、NASA=アメリカ航空宇宙局は、およそ7000トンの小惑星が時速6万キロ以上という猛烈な速度で大気圏に突入して爆発し、その一部が落下したとみられると発表しました。 ロシア中部のチェリャビンスク州などの広い範囲で15日、隕石とみられる物体が強い光を発しながら爆発して、空中でバラバラになって落下しました。 チェリャビンスク州政府などによりますと、この衝撃で多くの建物の窓ガラスが割れるなどの被害が出て、被害総額は少なくとも10億ルーブル、日本円にして30億円以上になるほか、割れたガラスなどでけがをした人はこれまでに1000人以上に上っています。 チェリャビンスクから西におよそ70キロ離れた湖の凍った水面に、直径8メートルの穴が見つかり、岸辺では直径6メートルのクレーターのようなものが確認されたほか、少なくとも4か所で隕石の一部とみられる破片が見つか
ロシア南部チェリャビンスク州周辺の隕石(いんせき)落下による負傷者は16日までに、同州のまとめで約1200人となった。米航空宇宙局(NASA)は、大気圏突入前の隕石の直径を約15メートルと推定。1908年にシベリアに落下した隕石以来の大きさという。 被害を受けた建物は州都チェリャビンスク市だけで3300棟を超えた。被害総額は10億ルーブル(約31億円)を上回る見通し。窓ガラスが損壊した企業や商店が多いため、現地当局は盗難や治安悪化を警戒、市街地で夜間の巡回を強化した。 被害を受けた同市の建物は、集合住宅が2962棟、学校や幼稚園が計361施設、スポーツ施設が5カ所だった。 ユレビッチ州知事は、損壊した窓ガラスの総面積が同州だけで20万平方メートルに及ぶと試算。夜間の気温が氷点下20度以下になることがあるため、窓ガラスの復旧に優先的に取り組む考えを示した。 プチコフ非常事態相は医療チームと共
ロシア中部に落下した隕石(いんせき)とみられる物体について、NASA=アメリカ航空宇宙局の責任者は、15日、「直径が15メートルほどの中規模の隕石とみられるが、事前に見つけることはできなかった」と述べ、既存の観測技術に限界があることを明らかにしました。 NASAの惑星科学部門のトップで、地球の近くにある小惑星を観測し追跡しているチームを率いるジム・グリーン氏は、NHKのインタビューに応じ、ロシア中部に落下した隕石とみられる物体について、「直径が15メートルほどの中規模の隕石だとみられる。これほどの隕石が人の住む地域に落下するのは珍しい」と述べました。 また、事前に見つけることはできなかったのかという問いに対して、「観測できなかった」としたうえで「現在は、地球に飛来する可能性のある小惑星のうち、15%前後しか観測できていない」と述べ、既存の観測技術に限界があることを明らかにしました。 グリー
直径が45メートルほどある小惑星が、16日に地球に最接近します。 地球に衝突することはありませんが、最も近づくときには、気象衛星より近い場所を通過し、双眼鏡を使えば、日本でも見られるということです。 地球に接近しているのは、「2012DA14」という小惑星で、直径およそ45メートル、重さはおよそ13万トンあるとみられています。 NASA=アメリカ航空宇宙局によりますと、この小惑星は太陽の周りをほぼ1年間で1周していて、日本時間の16日午前4時25分ごろ、最も地球に近づきます。 そのときの距離はおよそ2万7700キロと、地球を回る気象衛星よりも近い場所を秒速7.8キロの猛スピードで通過します。 地球に衝突するおそれはなく、宇宙飛行士が滞在している国際宇宙ステーションからも遠く離れた場所を通過するため影響はありません。 最も接近したときでも、明るさは7等星ほどのため、肉眼で見るのは難しいという
ロシア中部で、隕石(いんせき)とみられる物体が落下し、その際の衝撃で、広い範囲にわたって建物のガラス窓が割れるなどして、多数の人がけがをしました。 国立天文台の渡部潤一副台長の解説を動画で掲載します。
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【モスクワ=遠藤良介】ロシアのウラル地方で起きた隕石落下。衝撃波で建物のガラスが割れるなどし、ロシア内務省によれば、負傷者は約千人に達した。うち200人以上が子供という。被害の全容はなお不明だが、隕石落下でこれだけ多数の負傷者が出るのは世界的に極めて珍しい。 ロシア主要メディアによると、チェリャビンスク州付近で15日午前9時20分(日本時間午後0時20分)ごろ、隕石が上空で爆発し、破片が地上に落下した。プーチン大統領は被害状況の把握と被災者の救済に全力を尽くすようプチュコフ非常事態相に指示した。 国営テレビ「ロシア24」は、同州の上空で物体が閃光(せんこう)を放って爆発し、大きな煙の尾を引きながら落下していくもようを放映した。地元住民らは5、6回の爆発音を聞いたと話しており、航空機の爆発やミサイルの飛来を疑って混乱をきたした人も多かったという。 非常事態省によると、隕石は中央アジア・カザフ
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