【ロンドン=近藤雄二】競泳の北京五輪男子100メートル平泳ぎ銀メダリスト、アレクサンデル・ダーレオーエン(26)(ノルウェー)が、合宿先の米アリゾナ州フラッグスタッフ(標高約2100メートル)で急死した。 1日に、ノルウェー水泳連盟が発表した。 AP通信などによると、ダーレオーエンは米国時間の30日、合宿地の風呂場の床に倒れていたところを発見され、病院に運ばれたが死亡が確認された。死因は心臓発作と見られる。ノルウェーからの報道によると、死の直前には普段と変わりない様子で家族と連絡を取り、2日には帰国の予定だった。フラッグスタッフは日本競泳陣もしばしば使用する高地合宿地。 ダーレオーエンは昨年の世界選手権100メートル平泳ぎで金メダルを獲得し、今夏のロンドン五輪では、日本のエース北島康介(日本コカ・コーラ)の最大のライバルと見られていた。