新型コロナウイルスの感染拡大はいまだに終息の兆しが見えない。 シリーズ「名医のいる相談室」では、各分野の専門医が病気の予防法や対処法など健康に関する悩みをわかりやすく解説。 今回は、福岡県飯塚市にある、飯塚病院感染症科部長の的野多加志先生に、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンについて、接種後の副反応はなぜ起こるのか、副反応が出た場合の対処法などの話を聞いた。 この記事の画像(8枚) 2回目の接種で副反応が強く出る理由 飯塚病院感染症科部長・的野多加志先生: 今回は、2回接種のワクチンが流通しています。ファイザーもモデルナも2回打つことになりますが、打った場所の痛みは、1回目も2回目もある一定の頻度で起こる。筋肉に針を刺すので、いわゆる打撲したような痛みと一緒です。 これは反応どうこうではなく、単に打った場所が痛い。人によりますが、6~8割の方が多少なりとも感じると言われています。そこ