ジョージ・W・ブッシュがやっとホワイトハウスから去る。 世界にとっては、とてつもないリスクを抱えた8年間だった。 なにしろ世界で最も軍事力を保有する国家の大統領が空前絶後のヴァカだったのである。 ミジンコが思うに、ジョージ・W・ブッシュはイヤなヤツではない。 むしろ陽気なオッチョコチョイで愛されるべきキャラクターなのかもしれない。 指導者にさえならなければ彼に向けられた批判は今の100兆分の1以下になったであろう。 ブッシュ家に生まれなければ、能力不相応なイエール大学に進学し 強引に卒業することもなかったろう。 ブッシュ家の長男でなければ、テキサス州知事になることもなかったろう。 ジョージ・W・ブッシュでなければ、敗北したはずの大統領選で勝ったことになって 大統領に就任することもなかったろう。 ジョージ・W・ブッシュが全てを望んで今の立場にいたわけではないとは解ってはいる。 選択肢が無かっ