タグ

ブックマーク / pikao.hatenablog.com (11)

  • ■ - マフスのはてな

    映画『トロン:レガシー』(監督:ジョセフ・コシンスキー)観賞。★。 小学生時分に「つまらない映画」の代名詞が『トロン』と『エイリアン3』だったおいらから言わせてもらうと、オリジナルの『トロン』も作と同じくらい退屈だったぞ、と。というか、そもそも『トロン』のビジュアルって静的な魅力しか持たないものなので、どんなに派手(目)なアクションをやってもひたすら眠いんだよね。まあ、そういう意味でオリジナル版を正統に継承しているのは確かなんだが。個人的にはその辺りの問題点を踏まえた上で作られたのがウォシャウスキー兄弟の『マトリックス』だったり『スピード・レーサー』だと思っていたので、今更こんなものを観せられたことはひたすら悪い意味で衝撃だった。というわけなので、面白い現代版『トロン』を求めている人は『スピード・レーサー』をDVDでレンタルしましょう。 IMDbの該当ページ

    ■ - マフスのはてな
  • ■ - マフスのはてな

    映画『ウソから始まる恋と仕事の成功術』(監督:リッキー・ジャーヴェイス&マシュー・ロビンソン)観賞。★★。 原題は『The Invention Of Lying(嘘の発明)』。「誰もが嘘をつけない世界」という発想は面白いとは思うんだが、やはりこれは視点を厳格に限定できる小説向けの設定だ。小説に比べると情報量が物凄く多くて、観客が受動的に物語を享受する映画というメディアでは、「っていうか“勘違い”も周囲の人間にとっては“嘘”にならないか? アルツハイマーの人はどう扱われるんだ?」とか「じゃあ(虚言癖ではなく)狂言癖のキチガイがいたらどうなるんだ? こういう世界だったらそういう人間が権力を握ってるはずだろ?」とか疑問がボコボコ浮かんできてしまってイマイチ楽しめなかった。途中から宗教論とか話がやたらとデカくなっていくだけに尚更(そういう意味でもやはり『恋はデジャ・ブ』は上手かったなあ、と)。頭脳

    ■ - マフスのはてな
  • ■ - マフスのはてな

    映画『セックス・クラブ』(監督:クラーク・グレッグ)観賞。★★★。 チャック・パラニュークの『チョーク!』の映画版。ってことは邦題は『ファイト・クラブ』に引っ掛けてるってことか。監督のクラーク・グレッグという名前に聞き覚えがある人は少ないかもしれんけど、『(500)日のサマー』の「社長さん」と言えば思い出す人は多いんじゃないかな? まあ、もともとこの人は『ホワット・ライズ・ビニース』の脚家だし、役者としても活躍しているわけで(作にも出演)、映画界での立ち位置としては「禿げたエドワード・バーンズ」って感じかな。 それにしても、ズーイー・デシャネルは言うまでもなくシー&ヒムだし、レジーナ・スペクターは5月の来日公演が素晴らしかったし、ジョセフ・ゴードン=レヴィットは『インセプション』でフレッド・アステアばりの大活躍だし、クロエ・モレッツは『キック・アス』のヒット・ガールだし、マーク・ウェブ

    ■ - マフスのはてな
    tianbale-battle
    tianbale-battle 2010/09/20
    『チョーク』レビュー
  • ■ - マフスのはてな

    映画『クレイジー・ハート』(監督:スコット・クーパー)観賞。★★★。 カントリー・ミュージック版『レスラー』。で、これはこれで良いんだけど、なんだかんだ言って『レスラー』でのミッキー・ロークも作でのジェフ・ブリッジスも秀でた才能の持ち主なんだよね。たとえば『ジョージア』では、主人公(ジェニファー・ジェイソン・リー)は自分に音楽の才能がないと自覚していて、音楽にしがみつくことで不幸になっているのが分かっているにもかかわらず、それでも彼女は音楽にしがみ続ける。なぜならそうでもしていないと自分が死んでしまうから。そういう「持たざる者」の業を描いた物語をおいらはもっと観たいなあ、と。 IMDbの該当ページ

    ■ - マフスのはてな
  • ■ - マフスのはてな

    エミネムの新曲「We Made You」が寒すぎる。『The Eminem Show』以降の自家中毒路線ここに極まりという感じ。今更ジェシカ・シンプソンとかブリトニーを茶化したってねえ。っていうか今こういうことをやるならば携帯で撮ったヌード写真が流出したヴァネッサ・ハジェンズ(『ハイスクール・ミュージカル』)を取り上げるのが順当だと思うんだが、それはやらないんだよな。彼女のバックにはディズニーがついているから。日和ってんじゃねえっつうの。そんな大人の事情と加齢臭ばかりが漂う痛々しい仕上がり。こういうのを見ると、『Jigsaw』で方向転換を図ったソヴ子の判断は間違ってなかったと思えるね。

    ■ - マフスのはてな
  • ■ - マフスのはてな

    映画『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談所』(監督:ジョン・ポール)観賞。★★★★★。 いやー、ほんとに久々に学園映画らしい学園映画が劇場公開された気がすんなあ。『ハイスクール・ミュージカル』のようなロー・ティーン〜ミドル・ティーン向けではない、高校生を中心としたハイ・ティーンに向けられた学園映画。「人生は一度きりなんだから、他人に何と思われようと、何と言われようと、自分が信じる道を進むべきなんだ」という(気恥かしくも)真っ直ぐな熱いメッセージを持った、悩める若者達に勇気を与える学園映画。 おそらくは製作者達も作を正統な学園映画史の系譜に連ねようとしているはずで、その証拠にアメリカ盤DVDのジャケットはモロに『フェリスはある朝突然に』だし、主人公とロバート・ダウニー・Jr(アル中の校長先生って役柄はシャレになってないぞ)の関係性は『天才マックスの世界』を彷彿とさせるし(キャット・ス

    ■ - マフスのはてな
    tianbale-battle
    tianbale-battle 2009/04/12
    見たい
  • ■ - マフスのはてな

    映画『JUNO/ジュノ』(監督:ジェイソン・ライトマン)観賞。★★★★★。 未成年の女の子が出産する話、って要するに『誘惑の接吻』の現代版ですな。エレン・ペイジ演じるジュノは、無愛想でシニカルで、でもそこがチャーミングな、5年前ならばズーイー・デシャネルが演じていたようなキャラクターなんだが、それが特大ヒット&アカデミー賞受賞映画のタイトル・ロールになっているだなんて、なんだか感慨深いじゃないか。60年代を舞台とした『誘惑の接吻』では妊娠した女の子(ミーシャ・バートン)がやたらとメソメソしていたのに対して、ジュノの場合はのらりくらりと困難を乗り越えていくタフさを持っているのが非常に現代的だと思った。 特筆すべきは、作が「アンチフォーク」的な音楽観を(おそらく初めて)明確に表現したハリウッド映画であるということ。以前にも書いたように、「アンチフォーク」という音楽ジャンルは、「フォークとかカ

    ■ - マフスのはてな
  • ■ - マフスのはてな

    映画『幸せのルールはママが教えてくれた』(監督:ゲイリー・マーシャル)観賞。★★。 ジェーン・フォンダがリンジー・ローハンの母親役ってのは無理がありすぎるだろ、と思っていたら、実際のところはお婆ちゃん役なのね。でもまあ、こういう邦題だから当然こちらとしては「型破りなお婆ちゃん(ジェーン・フォンダ)が不良娘(リンジー・ローハン)を更生させる人情コメディ」を期待してしまうわけだが、物語はなぜか「リンジーは義父とヤッたのか」を巡る(ケータイ小説的な)痴話喧嘩に終始してしまうのだった。しかも3年前のリンジーならまだしも、「肌がウンコみたいに汚い、マンコの臭そうなヤリマン女」にしか見えない今の彼女じゃあ、これっぽちも同情できんよ。『ラッキー・ガール』の時も書いたけど、やはりこの人は子役時代に主演した『ファミリー・ゲーム/双子の天使』を超えることはできないような気がする。 IMDbの該当ページ

    ■ - マフスのはてな
    tianbale-battle
    tianbale-battle 2008/07/05
    「肌がウンコみたいに汚い、マンコの臭そうなヤリマン女」 逆に見たくなった。
  • ■ - マフスのはてな

    映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(監督:ポール・トーマス・アンダーソン)観賞。★★★★。 『パンチドランク・ラブ』から5年を経て発表されたポール・トーマス・アンダーソンは、もうあまりにも名作然とした風格が漂いすぎていて、個人的にはいま一つノリきれなかった。20年後とかに振り返ってみると、映画史的に重要なのは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、ファンに愛されているのは『マグノリア』や『ブギーナイツ』ということになっているような気がする。あと、日出郎が音楽を担当しているという話だったのに、名曲「燃えろバルセロナ」が聞けなかったのは残念だったな。 日出郎 - 「燃えろバルセロナ」 IMDbの該当ページ

    ■ - マフスのはてな
  • ■ - マフスのはてな

    映画『テラビシアにかける橋』(監督:ガボア・クスポ)観賞。★★★★★。 (キャサリン・パターソン作『テラビシアにかける橋』より) ときどきジェシーは、自分の人生がタンポポの綿毛のようにはかないものに思えることがある。どこからか、かすかな風がふいてきただけで、ばらばらにとびちってしまいそうだ。 だから、ジェシーには作る必要があるのだった。魔法の国「テラビシア」へと続く橋を…。 『小さな恋のものがたり』に続く、ジョシュ・ハッチャーソン主演のジュヴナイル映画のマスターピース第2弾。相変わらずジョシュたんはこういう「厳しい現実に直面する子供」を演らせたら抜群に上手い。作によって彼は00年代のハリウッドを代表する子役になったといえるだろう。 まあ、非の打ちどころのない大傑作だった『小さな恋のものがたり』に比べると、原作つきの映画にありがちな例に漏れず、「名場面集」のようになっているきらいはあるのだ

    ■ - マフスのはてな
  • ■ - マフスのはてな

    ついに放送が開始された『ターミネーター』シリーズのスピンオフ企画『Terminator: The Sarah Connor Chronicles』の第1話と2話を観賞。 うひゃひゃひゃひゃ。こりゃあ面白いわ。とりあえず現時点での評価は文句無しに★★★★★。舞台となるのは『ターミネーター2』から5年後の1999年…なんだけど、そうきたか!というわけで、ものすごい力技で作は「911以降」なSFアクションに変貌するのであった。「ターミネーター」という枠組み(というかアーノルド・シュワルツェネッガー)にやたらと縛られていて窮屈だった『ターミネーター3』よりも遙かに自由で楽しいぞ(まあ、しょっぱなから大風呂敷を広げまくっているので、後々で収拾がつかなくなる可能性も高いとは思うけど)。第2話のエンディングから推測すると、学園ドラマ的なテイストが入ってきそうな予感も。 特筆すべきは、サラ&ジョン・コナ

    ■ - マフスのはてな
  • 1