一向聴(イーシャンテン)とは、麻雀用語のひとつで、必要な牌があと1牌来たら聴牌(テンパイ)になる状態のことであり、すなわち、テンパイする直前の状態のことである。言葉の用例としては、「場に3枚切れている嵌張(カンチャン)を先に引いて、好形の一向聴になった」「ドラを切ればテンパイだが、愚形で巡目も早いので一向聴に戻した」など。なお、本項では一向聴に関連する用語や概念についても併せて概説する。 和了する直前の状態が聴牌、そのさらに一段階前の状態が一向聴である。一向聴の前段階を二向聴(リャンシャンテン)、さらにその前段階を三向聴(サンシャンテン)と言う。実戦では多くの場合、五向聴から三向聴程度の配牌をもらい、ツモと打牌や副露によって向聴数を減らし、聴牌へと手を進める。 聴牌するまで有効牌をあとn枚要する状態をn向聴という。向聴数は、1回の自摸(嶺上牌の自摸を含む)・チー・ポンで1つしか減らない。逆