【読売新聞】 ヤンマーホールディングス(大阪市)は13日、水素で発電する燃料電池システムを開発し、搭載した小型船を海上で走らせることに成功したと発表した。航行中に地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を出さないのが特徴だ。一回の
【読売新聞】 ヤンマーホールディングス(大阪市)は13日、水素で発電する燃料電池システムを開発し、搭載した小型船を海上で走らせることに成功したと発表した。航行中に地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を出さないのが特徴だ。一回の
いま、あらゆる業界で「脱炭素」の取り組みが加速しています。重厚長大産業の代表格「鉄鋼業」も例外ではありません。実は鉄鋼業界から排出される二酸化炭素の量は国内全体の15%を占めています。これからどのように脱炭素の取り組みを進めていくのか。今回、業界では世界最先端とも言われる技術開発の現場を取材することができました。(経済部記者 藤本浩輝) 取材に訪れたのは、千葉県にある国内最大手・日本製鉄の東日本製鉄所君津地区。東京湾アクアラインを使えば東京都心から1時間余りで到着します。 広大な敷地に広がる製鉄所。その東西方向には、東京駅から新宿駅に匹敵する距離があるというから驚きです。 脱炭素に向けた新たな製鉄技術の開発は、この製鉄所の一角で行われています。 「COURSE50」と名付けられたこのプロジェクト。NEDO(=国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託研究開発プロジェクトと
ムン・ジェイン(文在寅)大統領は6日、「われわれが鉄鋼を生産する際に排出する温室ガスを画期的に減縮することができなければ、鉄鋼産業が持続可能な発展を遂げることはできない」と促した。 100% の最新ニュースまとめ 文大統領はこの日午前、ソウルで開かれた「水素還元製鉄(HyIS)2021フォーラム」で映像による祝辞を通じ、「われわれが石炭の代わりに水素で鉄を抽出する『水素還元製鉄技術』に注目する理由」として、このように述べた。 文大統領は、「鉄は今日、すべての製造業とわれわれの生活の全分野において代替不可能な資源だ。強力な耐久性を持っており、リサイクルが可能であるため環境にやさしく、持続可能な資源」とし、「ただ1つだけ、今と未来の地球環境のため、これまで3000年間変わらずに続けてきた炭素基盤の製鉄技術で変化が求められる」と切り出した。 文大統領は水素還元の製鉄技術と関連し、「現在、実験室レ
使用してもCO2を排出しない次世代のエネルギーとして期待される水素(「『水素エネルギー』は何がどのようにすごいのか?」参照)。水はもちろん、石炭やガスなど多様な資源からつくることができる点も大きな特徴であり利点です。では、それらの資源からどうやって水素を製造するのでしょう?今回は、水素社会の実現のために重要な、“水素をつくる”方法についてご紹介しましょう。 水素には「グレー」「ブルー」「グリーン」がある?! 水素が大量につくられ、自動車など輸送の動力源として、あるいは発電のエネルギー源として、さまざまなところで利用される「水素社会」。この水素社会をつくっていくためには、「カーボンフリーな水素社会の構築を目指す『水素基本戦略』」でもご紹介したように、水素をつくったり運んだりする際にかかるコストを低減していくことが必要であり、そのためには以下の3つを実現していくことが求められます。
マスコミは水素の問題点に触れない 最近よく目にするテレビCMに、大手石油会社の「ゴリラに水素(H2)の効用を教える」ものがある。いわく「水素は燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さない、クリーンなエネルギーなのよ」、と。 他にも新聞雑誌等で「CO2を排出しない次世代のエネルギーとして期待される水素」「水素は脱炭素の切り札」等の言葉が躍り、今回の東京五輪では水素で動く燃料電池バスが選手役員等を運んだ(聖火の燃料も水素だと宣伝していた)。最近示された政府の計画でも、将来的に火力発電の1割を水素とアンモニアの燃焼で賄うとなっている。 水素の利点として、①燃やしてもCO2を出さない、②いろんなものから作ることができる(原料の多様性)、③貯蔵が効く、の3点が主に挙げられる。このこと自体は、そのとおりである。ウソはない。 しかし、これらは物事の一面にすぎない。水素は本当に「脱炭素社会構築の切り札」なのだ
オーストラリア最大都市シドニーを州都とするニューサウスウェールズ(NSW)州政府は10月13日、同州の水素戦略を発表した。同戦略によって800億オーストラリア・ドル(約6兆7,200億円、豪ドル、1豪ドル=約84円)以上の投資を呼び込み、脱炭素化を促進して、エネルギーと経済のリーダーとしての地位確立を目指す。 オーストラリアでは、連邦政府が2019年に国家水素戦略を打ち出したほか、各州・準州政府が独自の水素戦略を公表しているが(注1)、NSW州で水素戦略が策定されたのはこれが初めて。NSW州では既に、イラワラやハンターバレーでの水素ハブの構築に7,000万豪ドルの拠出をコミットしているが、同戦略ではさらに、グリーン水素(注2)製造事業者に対して、課徴金の免除や電力ネットワーク接続料の90%免除などのインセンティブを付与するほか、水素補給ステーションの設置を拡大するなど、最大30億豪ドルの奨
レクサスは10月14日、新型『LX』のワールドプレミアに合わせて、オフロード専用のコンセプトモデル、レクサス『ROV』(Lexus ROV)を初公開した。 ROVとは、「レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル」の略だ。「ATV」=All Terrain Vehicle(全地形対応車両)や、横2人乗りなので「サイドバイサイド」、あるいは誤用ながら4輪バギーとも呼ばれる。 日本メーカーでROVを手がけているヤマハによると、ROVは乗車定員が2名以上でステアリングホイールなどの自動車に類似した操縦系をもち、レジャー・スポーツ走行から農作業などの業務に至るまで、幅広く使用されているという。また、ホンダも同様のモデルを、主に北米市場で展開している。 高級車ブランドのレクサスが今回、オフロード専用のコンセプトモデルとして、ROVを提案した。レクサスによると、新型LXが届けるオンロードやオフロード
戸田工業とエア・ウォーターは、天然ガスの主成分であるメタン(CH4)から二酸化炭素(CO2)を排出せずに高効率に水素を製造するシステムの開発を始めた。都市ガスをメタン源とし、メタン改質と同時に作る多層カーボンナノチューブ(CNT)の販売と合わせ、水素供給コストを下げる。2024年には実機を稼働する。政府目標より20年早い30年に、水素のプラント引き渡しコストの1立方メートル当たり20円を目指す。(広島・水田武詞) 開発は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業に採択された。研究開発期間は21―22年度の約2年。事業予算は8000万円。高活性鉄系触媒を使ったメタン直接改質法(DMR法)を用いる。 現状の副生水素精製、天然ガスの水蒸気改質はCO2が発生する。「研究の主目的は既存水素サプライチェーンの早期クリーン化。できるだけ早く社会実装したい」(エア・ウォーターの末長純也産業・
トヨタ「ミライ」が水素燃料満タンから無補給で1,360kmを走破しギネス世界記録を樹立2021.10.13 09:0025,003 岡本玄介 5kgちょっとの水素のみ。 水素燃料で走るトヨタのFCEV(燃料電池自動車)「MIRAI(ミライ)」が、満タンから空っぽになるまで845マイル(約1,360km)の距離をゼロ・エミッションで走ったことが認められ、「無補給で最長距離を走った燃料電池EV」というタイトルにてギネス世界記録を樹立しました。 記録樹立は10月8日でしたが、挑戦は8月23日と24日にロスアンジェルスにて行なわれました。開始前の補給はたった5分間だけで、南カリフォルニア周辺を往復。またこの記録と同時に、Ward's Automotive誌が選ぶ「10 ベスト・エンジン&推進システム」にも入り、新たな一里塚が築かれることになりました。 2日に分けた海沿いのドライブ乗車したのは運転手
川崎重工業の水素戦略 カワサキは水素供給のインフラ構築に向けた実証実験や、水素を燃料とした発電施設の技術開発、そして水素エンジンの開発など、多分野において水素事業を展開している。連載企画『川崎重工業の水素戦略』では、二輪に限らず、カワサキの水素事業の現状を紹介する。 カワサキは長年、水素に関する技術を磨いてきた。現在は、水素供給のインフラ構築に向けた実証実験や、水素を燃料とした発電施設の技術開発、そして水素エンジンの開発など、多分野において水素事業を展開している。連載企画『川崎重工業の水素戦略』では、二輪に限らず、カワサキの水素事業の現状を紹介する。第1回目はカワサキの水素事業の概要を解説する。 カーボンニュートラルとは 日本政府は2020年、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱酸素社会の実現を目指す」と宣言した。昨今よく耳
川崎重工業の水素戦略 カワサキは水素供給のインフラ構築に向けた実証実験や、水素を燃料とした発電施設の技術開発、そして水素エンジンの開発など、多分野において水素事業を展開している。連載企画『川崎重工業の水素戦略』では、二輪に限らず、カワサキの水素事業の現状を紹介する。 カワサキは長年、水素に関する技術を磨いてきた。現在は、水素供給のインフラ構築に向けた実証実験や、水素を燃料とした発電施設の技術開発、そして水素エンジンの開発など、多分野において水素事業を展開している。連載企画『川崎重工業の水素戦略』では、二輪に限らず、カワサキの水素事業の現状を紹介する。第2回目はクルマを事例として、水素エンジンの現状を解説する。 水素エンジン車とFCV 水素エンジン車は二輪ではまだ市販されていないため、四輪を事例にして、水素エンジン車の最先端事情を解説する。水素を燃料とした自動車用エンジンは2種類に大別できる
三菱商事は4日、千代田化工建設などと組みシンガポールで水素の供給網を構築すると発表した。シンガポールのエネルギー大手、セムコープ・インダストリーズと3社で戦略提携した。2030年からプラントの商用運転を始め、年間35万トン規模の水素供給を目指す。脱炭素をすすめるシンガポールでの需要拡大に対応する。海外で水素を調達し、シンガポール国内に供給する仕組みをつくる。調達先はオーストラリアやチリ、カター
青瓦台のパク・スヒョン(朴洙賢)国民疎通首席は11日、「ムン・ジェイン(文在寅)大統領の水素哲学と洞察力が、水素先導国(になることを)力強く後押しした」と述べた。 朴主席はこの日午前、SNSに残した「会見にない大統領の話」の20番目の文章で、「ある会議で34回の質問と意見が出るほどの(水素経済に)専門性を備えており、フランス・パリの都心にある水素充電所への訪問日程を直接選択するほどに水素に関心が多い大統領」と明らかにした。 朴主席は7日の「水素経済の成果および水素先導国のビジョン報告」以後、メディアに注目された文大統領の水素経済に対する関心と、その前日に開かれた「グリーンニューディールエキスポ」で体感した水素経済の発展速度について連日言及し、「2~3年前と比べ、これだけ短い時間にどうやってこれだけ発展できるのか、胸が高鳴るほど」と伝えた。 朴主席は、「2019年1月14日の首席・補佐官会議
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く