「やっぱり、俺は何が一番好きって、新しいHIP HOPが一番好きなんだ。いろんな音が世の中に出て来たらそれに合わせて俺も進化していくと思うし。“後追い”になりすぎないように、っていうのが一番のポイントかな、って思ってて、新しいカルチャー/波を一緒に作る立場でい続けたいっていうのは常に思ってる」 ラッパーとしては活動歴25年、レコーディング・アーティストとしても20年弱のキャリアを誇るZeebraだが、それ程のキャリアを持ちつつもなお、現行最前線であることを強いられ、また自身もそれを意識して背負い続けているアーティストは、彼ぐらいだろう。 しかし、かつては「日本で最も上手いラッパー」として彼の名を挙げる人は多かっただろうが、現在は必ずしもそうではない、という現実もまたある。それは決してネガティヴな意味ではなく、Zeebra本人が下記のインタビューで語っているように、スキルフルなラッパーが90