Linus Torvalds氏は6月8日、Linuxカーネルの最新版「Linuxカーネル3.15」をリリースした。サスペンドとレジュームの高速化や各種パフォーマンスの強化など、多くの新機能が追加されている。 Linuxカーネル3.15は3月末に公開されたバージョン3.14に続く新版で、8回のリリース候補(RC)を経ての公開となった。主要な変更点としては、電源管理の強化やメモリ管理の強化、グラフィックドライバの改良などが挙げられる。 最近のCPUには、消費電力を削減することを目的として待機時にCPUを自動的にスリープさせる機構が搭載されているが、その際に周辺機器からの入力があった場合、それに対する反応が遅延する可能性がある。これを回避するため、遅延が許されないデバイスを利用している場合にスリープを回避させる「latency tolerance subsystem(対遅延サブシステム)」が導入
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