2009年12月、デンマークのコペンハーゲンで気候変動枠組み条約批准国会議(COP15)が開かれる。世界各国首脳が集まり、京都議定書後の新たな温暖化対策の枠組みを話し合う。温暖化ガスの最大の排出国である米国と中国から新たな枠組みへの参加の国際公約を引き出せるのか。「1990年比で25%削減」という意欲的な目標を打ち出した日本にはどのような期待がかけられるのか。合意への道のりは易しくはない。 歴史的な話し合いの舞台に選ばれたデンマークは新エネルギー先進国でもある。同国は1970年代の石油危機をきっかけに、風力など再生可能なエネルギーの比率を政策的に高め、世界一の風力発電機メーカー、ヴェスタス・ウィンド・システムズを育て上げた。今回のCOP15開催と同時に、デンマークは国を挙げて、新エネルギー関連のプレゼンテーションも行う予定だ。 ホスト国として難題をどのようにまとめようとしているのか、同国の
![先進国には、やはり責任がある:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)