前回までのあらすじ→「2001年リアル初版探しの旅」 土曜にギロッポンヒルズのトーホーシネマズで『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』観たんスよ。いやー、おもしろかったなあ。でも、その件はこっちのブログには関係なくて、皆さんにお知らせしたいのは古本の話。 映画が夜9時半からだったので、その前に日比谷線に乗って自由が丘のブックオフ行ったのね。そしたら、『リアル鬼ごっこ』文芸社版の第3刷を発見したのよ! いままで持っていたのが第6刷なので、一気に3つも若返った! でも、まだまだ初版は見つからない……。
山田悠介大先生の『リアル鬼ごっこ』というホラー小説がある。唖然とする設定と規格外の文章力がいろんな意味で話題を呼んで、どうしたわけか30万部を超えるベストセラーとなり、あろうことか映画化までされてしまった。その破壊力を味わってみたいのなら、現在は幻冬舎から文庫が出ているので、それを入手するのが手っ取り早いだろう。これまで自分が受けてきた国語教育が間違っていたのでは? と思わされる衝撃に満ちている。 リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫) 作者: 山田悠介出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/04/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 125回この商品を含むブログ (257件) を見るだが、本当はこれでは甘いのだ。 幻冬舎の文庫版は、すでにベストセラーになってから刊行されたものだから、かなり文章に修正が加えられている。山田先生の純粋と書いてピュアと読む才能のきらめきを味わうためには、
いまから4年前におれは「2001年リアル初版探しの旅」というエントリーを書いた。 過去ログを読むのめんどくさーい! というズボラ者のために要約してさしあげると、 「山田悠介大先生のデビュー作『リアル鬼ごっこ』は、従来の国語作法を超越した奇々怪々な文章で読む者の常識を激しくグラつかせる。だが、現在手に入るのは重版がかかるたびに校正を繰り返して文章のトゲが抜け落ちたものでしかない。やはり初版を読みたいよねー。よし、おれは初版探しの旅に出る!」 というものだった。 リアル鬼ごっこ 作者: 山田悠介出版社/メーカー: 文芸社発売日: 2001/11/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 222回この商品を含むブログ (88件) を見る そして、その2ヶ月後に、初版探しの続報を書いた。 ふたたびズボラ者のために要約してさしあげると、 「いままで持っていたもっとも若い版が「第6刷」だったんだ
http://sai-zen-sen.jp/works/fictions/bianca/90/01.html ながらくお待たせした。 この「ビアンカ・オーバースタディ」は最初「ファウスト」用に三分の一を渡してから 二年も経ってからやっと出た。これは編集者の太田が悪い。 さらに次の三分の一を渡してから『ファウスト」が出るまでに二年かかった。太田が悪い。 最後の部分を渡してから、これはいとうのいぢの絵を待つために一年足らずの時間が経った。太田が悪い。 この本にはふたつの読みかたがある。通常のラノベとして読むエンタメの読みかた、そしてメタラノベとして 読む文学的読みかたである。どちらでもお好みの読みかたで読んでもらってもよいが、できれば両方の 読みかたで読んでいただければありがたい。太田が悪い。 別にエラソーに言っているわけではない。ラノベの読者は多いから、できればこの本を読んだ何分の一かの 読
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